ぐじゅっ、ぐじゅっ。
「ひぁっ、」
「かわええわぁ柚」
「待っ…て、やっぱ…誰か来ちゃ、ん…かも……っ」
「今更なにいうてんねん。誘ったのは柚やろう」
「そ…だけど…っ、やぁ」
「止まらんて言うたやろ」
そうやけど……っ。
駄目、これ以上は駄目…っ。
ウチが、ウチじゃなくなりそう。
「ほな、もう一本」
「え、…あああっ」
蔵のもう一本の指を、ウチの秘部は簡単に飲み込んだ。
その指がバラバラに動くものだから、快感もさっきより大きい。
「あっ、や、もう…だめ」
「くわえて離さんのによう言うわ」
「ふぁっ…ん、ああっ!」
「ここ、ええんか?」
「や…っ、違……っ」
「ふーん、違うんか」
「ひゃっ、あぁ…」
ここ別に大丈夫なんやろ?と微笑みながら刺激を与え続ける蔵は、もうドSの塊だ。いつもの優しい蔵は、行為になると跡形もなく消えてしまうらしい。
「最初は、ベッドの上や思ってたんやけど」
「やっ…あっあ、あ、」
「砂浜やとはなぁ」
ウチだって、初めて抱かれるのが海だなんて考えてもなかったよ。
「まさかそんまま先輩ら、ヤるつもりですか」
甘い快楽の世界から、一気に現実に引き戻された瞬間やった。
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