不意にゴツゴツとした太い指が自分の手に絡んできて、ラケシスはその一瞬の出来事に声も出ず、どういう状況か理解するのに瞬き数回を要した。人気のない通りとは言え、ベオウルフがこんな事をする事自体初めてで…「イヤか?」ニヤニヤ笑いを睨み付けながら、ラケシスは太い腕にしがみついた。 人気急上昇中のBL小説BL小説 BLove - ナノ -