ゲロの3





そしてあと一擦りでイク!と云う時に、デスマスクは何の前触れも無くシュラからぺニスを抜き、痙攣するその身を床に落として仰向けになった首と腹を両足で踏みつける。

「はッ…!!?? がぁッッッッッ!!!!」
「は〜い、うんこの時間でちゅよ〜ォ?」

一言一言、発音する度にデスマスクは足に力を入れ、シュラはその度に尻穴から汚液を噴き出す。

息が詰まり、顔に脂汗が瞬時に湧き、震える腕は必死に腹上の足を退かそうと藻掻きしがみつく。

常ならばデスマスクの足なんぞ何本でも叩き折れるのに、シュラの腕はある前兆に焦り、そして腹の、肛門の痛みに力を失う。
肛門にも力を入れようとするが腹を踏みつける足がそれを許さない。
シュラの堤防は既に白濁では無い色に換わる液を防ぎ切れずにいて、時折耳を塞ぎたくなる様な無様な音を奏で、デスマスクの気の狂った様な笑い声と共に部屋中に響き渡る。

「ッ〜〜〜あ〜〜ッ…!! ぎ、さまッ!後でッ、覚えてッおっゲッ…!!」
「んン〜〜?俺様、カエルでも踏んでるのカニ〜?
ってオイ、カエルちゃんはまァ〜だ気が付かないのかナ〜ァ?
アイオリアがすぐそこまで来てるぜ?」
「……、は!?」

一瞬。素に戻ってしまった一瞬をデスマスクは見逃がさずに捉え、足を一気に潰す勢いで押した。

「ーーーーが、ああああぁぁぁァァあッッッッッーー!!!!」

ばぶッ、ジャーーー、びちぶちゅぼちゅぼちゃ、びゅーーッ、と有りとあらゆる濁音が叫び声と共に爆発する。
シュラはデスマスクの足を払いのけて身体をくの字に曲げて悶絶するが、転げ回る間もぺニスからは小便を、肛門からは元は白濁であったザーメンと、何かが混ざった汚濁液と軟便を噴射し続け、床を、壁を、シュラの身を、吐き気を催す様な有り様で汚してゆく。

そして、この部屋の持ち主なデスマスクはと云うとーー、

「はッ!ははははッ!汚っねェェェェーーッッッ!!!!
おまっ、ギャハハハハハ!!!!」

その様を見て笑い転げていた。
唯一無事なベッドの上で。

そこへ、自宮へと戻る途中で丁度巨蟹宮へ足を踏み入れたアイオリアが断末魔の様な小宇宙と見知った者の叫び声、そして狂った様な笑い声にただならぬ物を感じたのか、私邸へと飛び込み客室の扉を勢いよく開ける。

「シュラか!!?? どうしッ、…ッッッッッ!!!!!」

強烈な排泄物の臭いに、そして床に転がる汚物まみれのシュラに、その姿を見て更に笑い、呼吸が困難になるデスマスクに、アイオリアは呆然と立ち竦み一歩も動けない、一言も、喋れない。

ただシュラの叫び声と排泄音が未だ鳴り響く地獄の様な部屋の中で、デスマスクだけが正気のままであった。

「オ〜イ、ヒヒッ、シュラァ〜、大丈夫かァ〜?
この部屋、お前が片付けてくれよォ?」

茫然自失なシュラに向かってとどめの一言を放つ。
だが、シュラはその言葉が未だ脳に伝達されていないらしく、

「…マジかよ…」

と、呟くだけであった…。

<完>

オチありきな話でした!
マジかよ!?・<了>








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