フ/レディの3





 シュラが吐き出す物がほぼ水だけになり、下から排出するモノもほぼ透明になると瞬はホースを踏んで抜き取る。
その乱暴な行為に因って水を出したままホースは瞬の足元を、そして床を洗浄し、シュラは短く呻くと射精する。

「はァ!? 何イッてンの!? ケツにホース突っ込まれてイクなんて、変態なの!?」
「う、あぁぁぁ…ッ、」

瞬は兄一輝にも似た様な責を行った事があったがバリネコだと思っていた兄はともかく、バリタチだと思っていたシュラ迄イクとは思っていなかったので大層驚く。

と、云うか瞬はシュラ×一輝だと思い込んでいるのだ。
実際は一輝×シュラの襲い受けであったのに。(※小話4の摘まみ食いがどうとかって話参照)

瞬は兄を犯し引き籠りにさせた男に屈辱のホース浣腸を行いながらあの時の経緯を聞き、後で兄を攻める際のオカズにしよう。そしてこの男にはバケネコ(※受けと見せ掛け実は攻めって男の事)の恐ろしさと無様な排泄でタチとしてのプライドをグッダグダにしてやろう!!と、密かに復讐の計画を立てていたのであった。
(フ/レディのコスプレをさせられるとは思ってもいなかったが)
しかし、まさかのシュラのドM受っぷりに狼狽えてしまう。

『…どうしよう…!このままじゃ瞬×シュラになっちゃうよ…!!
そんな、兄さんと穴兄弟になるなんて…!!
イヤ、穴兄弟になるのは別に良いんだけど相手がシュラってのが嫌だ!
どうしよう…、こんな時兄さんなら…!兄さん!…「兄さーんッ!!」

目の前の、屈辱にうち震えながらも快楽に悶え瞳は期待に濡れ、誘う様な吐息を漏らすシュラに全力で困ってしまった瞬は、思わず最強の召喚呪文『助けて兄さん!!』を口走ってしまう。

すると男性用トイレの扉が勢い良く開き、バイト中だったのかヘルメットを被ったニッカポッカ姿な一輝が飛び込んで来た。

「ッ、どうした瞬ーッ!!」
「にっ、兄さん!? 来てくれたんだね有難う兄さんッ!
………、コレ、どうしようかと思って…!」

「こ、コレって…、瞬、お前一体…?
ええい、とりあえず貴様、弟に何をしたッ!? 」

この変態め!と、ちょっと予想外な事に呼ばれビックリしながらも一輝はとりあえずシュラを罵る。
そして後ろに庇った弟の安否を確認しようと振り返るとその姿に思わずポロリと一言洩らしてしまう。

「瞬…、無事だったのは良いが…、何でクイー/ンのフレ/ディみたいな格好をしているんだ?」






「うお〜〜ッ、便所便所ーッ!!」
「全く、お前は食べ過ぎなんじゃないのか?星矢、」

うんこじゃなくてしっこだよ!と、騒がしくも星矢と紫龍は男性用トイレに入って来た。
すると足元を濡らす水に驚き、その原因の水を出し続けるホースを一番奥の個室前で見付け、とりあえず水を止めようと奥へと向かう。
すると、

「ッ!!?? んわぁーーッ!?」
「な、何だ星矢、何が…って、うわーーッ!?」

思わず二人が叫んでしまう程ショッキングなモノとは、三個ある個室の内、真ん中に全裸のシュラが・そして奥の個室にはこれまた全裸の一輝が・それぞれ白目を向いて便器に頭から刺さって三点直立して居た。

「コレ、何て犬/神家の一族!?」
「イヤ、死んではいないだろう!? は、早くっ!早く誰か呼んで来なければ!!
会計が終わってこんな物と一緒に取り残されるぞ!?」

そんなのイヤだー!!と、二人は叫びながら半分は店外に出てしまった大人達を呼びにトイレから出て行くのであった。

残された便器の二人…。
その尻には『お幸せに!!』と書かれ、床には『フレデ/ィ』と、謎のダイイングメッセージが書かれて居て謎が謎を呼ぶのであった。



上から下からフレ/ディ汁がブシャーーッ!!・<了>



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