フレ/ディの2





「イんヤ〜〜、イイ物見せて貰ったぜ、瞬ちゃ「…待てやゴルァ。」

笑い過ぎ目に涙を溜めたシュラがトイレの出口に手を掛け、出て行こうとしたその瞬間、背後から巻き舌な呼び声と共に攻撃的小宇宙が爆発した。

「な、…ッ!! おわーーッ!?」
「僕の服、返してくれません?」

どこから出したのか瞬はいつの間にかアンドロメダの聖衣の鎖を両腕に巻き付けて居た。
その鎖の先はシュラを絡め捕り、無様なM字開脚姿でトイレの個室へと吊り上げる。

「ちょ、ちょっと瞬ちゃん、楽しい二次会の催し物なんだからマジになんないで、コレ外「ふ・く・を・か・え・し・て、下さいってんだオラァッ!!」
「ちょ、イヤーーッ!?」

瞬の放つ言葉一区切り一区切りで鎖は締め付けを強化し、最終的にはグレートキャプチャー的な技となり、シュラの服をビリビリと破いてしまった。
技のダメージと全裸M字開脚で個室に吊るされていると云う状態に、漸く我に返るがそんなシュラの目の前に今度は隣の掃除用具入れの個室から水道水直結なホースを手にした瞬が仁王立ちしている事に気が付いた。

「え、ちょっと、瞬さん?そのホースは何に…」
「僕の服はどこに行ったのですか?」

口元だけの笑みを浮かべた瞬は小量の水を出し続けるホースをシュラの尻穴に宛がうと最終通告の様に訊ねる。
だがシュラが答えを返す前にホースは肛門に侵入し中を冷やす水に悲鳴が上がる。

「ひッ、ぎあ…ッ!?」

絡め捕られてから此処迄一分に満たない早業に、そしてまさかの直腸ホース浣腸にシュラは思考が追い付かない。
そして腸内に入り込む水も思考を追い付かせない様にどんどん量を・勢いを増して行く。

出口付近の水は体温に温められ少し温くなりながら重力や腹圧に因って外へと流れ出すが上へ上へと勢い良く出る水の殆どはシュラの体内へと流し込まれる。

「ッ…!! ぐっごッ…おぉぉぉおおッ!!!!」

最早水の勢いは叩き付けるかの様な物になり腹は不気味に膨れ、シュラは耐えず沸き上がる吐き気に翻弄される。
幾ら最強の聖闘士と云えども胎内からの攻撃は想定外なのか、シュラの胃は呆気なく決壊し口から大量の水分と共に一次会のメニュー等が流れ出す。

「う゛ぉえッ!! がッ!あぉッぼ…ッ!!!!」

その勢いは間欠泉の様な・B級名作映画『エビボクサー』の冒頭の様なモノであった。
そして下の決壊も早かった。
これは上から出ると下に力が入る道理であり、よくある現象であると云える。(※飲み過ぎて昔は良く吐きましたタミーロさんは)

ブシャッ!! ぶっぼッ!ボボボボボッ!!ブジャーーッ!!

ホースを弾き飛ばす勢いで肛門から激流が流れ出る。
その水に混じり茶色や山吹色の汚物も流れ出し瞬の靴を汚して行くが、当の瞬は鎖の先を握り締めたまま恍惚の笑顔を浮かべて居た。

「ごがあぁぁぁッ!もッ、ぶァッ!!」
「フフッ、きったないなァ…。こんな惨めな奴に兄さんは汚されたんだ…。
何か言ってよ、強姦魔!あと僕の服も返せ!!」

上から下から吐き出し続け悶えるシュラに侮蔑も露に瞬は最愛の兄を思い出す。
瞬の兄、一輝は少し前にこのシュラに犯されそれから引き籠りになってしまったのであった。

引き籠ったのは人生だけではなく、下半身さえも引き籠りになってしまった。(=ED)
兄を尊敬や敬愛どころかオカズの対象に迄していた瞬にとってそれは死活問題にまでなってしまう。

どうにか兄を元の傲岸不遜で社会不適合者な兄に戻さなければ!それにはまず、あの時兄に何があったのか知らなければならない。
瞬はそう思い、あれから常に兄の仇・シュラに問い質す機を窺って居たのであった。





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