摘まみ話の3





 イイ子イイ子、と一輝の頭を撫で、その口から涎に塗れたパンツを引き抜くとそれを音をたてながらしゃぶって見せ付ける。
恍惚とした表情で暫く落ち着かない息を吐きながら一輝はそれを眺めていたが、下半身に血液が集中し始めるとやっと我に返り自由になった口で罵倒する。

「おッ、お前ッ、そんな事止めろ!離せ変態!人の上から降り、ろぉぉぉおッ!?」
「んあぁぁああッ、あづぐでかだぐで…ッ、すっげぇえええッッッ!!!!
お前ッ、鉄かコレ!? この鉄チンポ、あっついかたいッ!すンげぇええッ!!!!」

がっしゅがっちゅ、ずっぽにゅっぼ、ぼぷんぼぷん、と抽出の激しい音とぶりんぶるんと震えるシュラの御立派なチンポ(一輝のよりニ回り程大きい)から飛び散る粘液の音、そして玉が一輝の腹にビタビタと餅の様に跳ねる音、互いの激しい息遣いと飛び出す嬌声は『んほぉ』系。
そんな淫猥な多重音の狂宴の中、一輝の四回目の射精と同時に静かなノック音が加わった。

「シュラ、忙しい中ちょっと良いか?急ぎの用件なんだ。」

そして有無を云わせぬはっきりとした物言いで返事を待たずにドアを開け、躊躇無く寝室に入って来る落ち着いた低い声は獅子座の黄金聖闘士・アイオリアであった。

「お前の昨夜の引き継ぎの者から確認を取って欲しいと云われてな、あぁそのままで構わん。」
「お、俺は、構う!! 離せ!こら!クソ金メッキ!!」

乱入者の出現に途端に暴れる一輝であったが、それに跨がったまま荒い息を吐くシュラにアイオリアは構わず近付き何やら書類を見せる。
シュラもその書類を暫く眺めるが急に吹き出し笑い出す。

その些細な動きですら下半身を刺激され一輝が堪らず射精するが、シュラはその刺激に構わずアイオリアを引き寄せると軽く口付ける。

「んン、む、」
「はッ…、お前こんな用事作って迄邪魔しに来たのか?」
「……、お前がつまみ食いなんか、するから…、」

至って分かり易く拗ねるアイオリアにシュラは堪らなくなり今度は唇で噛み付く。
アイオリアも待ってましたとばかりに応戦し、二人は上半身を絡め愛し合う。
シュラの下半身は一輝を銜え込みながら。

ディルドゥ扱いになった一輝は何だかんだ言って6発目を射精すると失神してしまった。

アイオリアは素早くそれを察知すると一輝を退かすべくシュラの両脇に手を入れチンポから引き抜き抱き抱えると、未だ一輝の精液が滴る穴に己のバキバキでビキビキな剛直を一気に射し込んだ。

「………………ッ!! ッ!! ッ!! 〜〜〜〜ッ!!!!」

それまでの一輝とのセックルでの余裕など無くなり、ぐりんと白目を剥き嬌声を上げる事すら出来なくなった口を大きく開いたままシュラは只ひたすらアイオリアに突き上げられる。
振り落とされまいと両腕でしっかりとアイオリアの首にしがみついていたが、それもものの数秒後には力が抜け放れてしまい只々壊れた人形の様に振り回され、オナホールの様に揺り動かされ続ける事しか出来なくなる。

「〜〜〜ッ!! ッ、ッ、〜〜〜〜ッ!!!!」
「こんなッ、ガキっ、相手にッ、何回出したッ!?
答えろシュラッ!!」
「ふぁッ、ひッ、にっ、ひぎゃいッ…!!」
「お前はッ、つまみ食いのつもりでもッ、ガキが逆上せて本気になったらどうするッ!!」

アバラ骨下のS字腸迄穿つ削岩器の如しなピストンを強いながら嫉妬の鬼と化したアイオリアは尚も追い立て、連続絶頂の末シュラは尿失禁迄してしまう。

その光景をぼんやりとベッド下から眺めていた一輝は目の前に綺麗な虹が架かるのを目撃したのを最後に、再び目を閉じた。







 その後、一輝は磨羯宮勝手口横に全裸で転がされているのを通りかかった雑兵に発見され、星矢に保護されると暫く部屋の隅で体育座りしていたのだが『俺は闘いで負けたのでは無い。チンポに負けたのだ!』と言い出し、周りを大いに困惑させる日々が続いていると云う。


若い果実を摘まみ食い・淫乱人妻と獅子のお仕置き話(正式タイトル)・<了>






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