ガバマンの3





『ならば命令された行為を行い恥ずかしさや屈辱に塗れる愚かな自分を見せて楽しませなければならないのだろうか?
人々を導き明るく照らし優しい気持ちとありとあらゆる正しさの塊みたいな、まるで太陽の様なアイオロスにそんな鬱屈した部分があったのだろうか?
だとすればそれも己の罪のせいなのかもしれない。』

そこまで考えに考えて斜め上に行ってしまったシュラはその命令に応じるのであった。

「しかしあの、直腸洗浄と排泄は汚いもので…、」
「じゃあ早く済ませて来て、私にはアナニーだけやって見せてくれないか?」

アイオロスは男色行為にも排泄行為にも興味は無かったが肛門性行には興味があった。
しかし汚いものは見たく無いし、性行為をする前準備に萎える様ならばやはり肛門性行はダメなのだ、と思い、つまりシュラで肛門性行を出来るかどうか試してみるつもりで命令をしてみたのであった。






「っく、…ん、……っ、」

診療所のシャワーで洗浄し排泄を終え、シュラはそのまま浴室でアナニーを始める。
押し殺した声も肛門の粘膜を拡げる音も反響しアイオロスは耳からも刺激を受ける。

なるべく男の部分を見たくなかったので玉と竿は下着に押し込み肛門だけに集中するが声だけはどうしても聞こえていた。
だがその男の声も今では気にならないどころかアイオロスはもっと聞きたくなり、誘われる様に無言で己の指も目の前の穴に突き入れる。

「!! きひ、ッ…!!」

シュラの両手の人差し指と中指が4本。
そこにアイオロスは己の指を3本縦に挿入したのだ。
片手よりも多い指が入った肛門は歪に拡がり、しかしギッチリと食い締める。
アイオロスは指の抜き差しをしてみたかったのだが前後に動かすとシュラの腰ごと揺さぶる様になってしまった。

「あッ、あッ、あッ!!」
「うわ、凄いなシュラ、自分で腰振る程気持ちイイのか?」
「ちがぁ、ッ、うぅ、や、やめ、」

気が付けば狭かった肛門は泥濘みたいな音を立て、中は温かな粘りが生じて来て動かし易くなりアイオロスは夢中で指を、手首を動かす。

腰が砕け直立出来なくなったシュラはガニ股で尻をアイオロスに突き出し喘ぎ、アイオロスは遂に己のサジタリアスを取り出し一心不乱に擦り始める。
やがてその刺激も足りなくなり掌全体でシュラの尻を叩きながら立ち上がり、またも無言で今度はサジタリアス本体を挿入する。

「ん、お、ぉぉぉぉ……ッ…!!??」
「あぁ、キッツいなぁ…!! 指、抜こうかな…、シュラ、指抜いて?」
「はッ、ぎッ、い、ッ、ッ、ッ、」

ごちゅんばちゅんと玉でシュラの太股を打つ程の勢いでアイオロスは喘ぎながら犯すが、シュラは激し過ぎる抽出に身動きが取れず舌を出し断続的に喘ぐ事しか出来ずにいる。
更に激しく腰を打ち据えたいアイオロスはシュラの指を引き抜こうとするがギッチリ食い込んで抜けない指にあっさり諦めると、指ごと捲き込みシュラを四つん這いにさせると腰の動きを加速させる。

「ひ、ぎ、あ、〜〜〜〜〜ッッッッ、」
「あは、すんごい格好になったなシュラ、気持ちイイよ!イイよ!シュラぁ!! イイ、い、イグ〜〜〜〜ッッッ!!!!」







翌朝、気になったムウ達が見舞いに訪れると全裸で両手の指を骨折し顔に擦傷を作りまくったシュラの寝姿があった。
アイオロスはと云うと両腕を骨折しちんこに包帯を巻いただけの半裸で笑って座っていた。

「…聞きたくありませんが、一応聞きます。
何があったのですか?」
「いやぁ〜、シュラの視野と心を拡げるつもりが穴が拡がり過ぎて調子に乗って両腕入れたら折れるはちんこにバイ菌が入って腫れるわで!」

倍以上に腫れたけどシュラのアナルが女穴以上に拡がってしまったから丁度良かったよ、と笑いながら大声で話すアイオロスの声を聞きながら寝たフリをしていたシュラは今度こそ死のうと思うのであった。



破れ鍋に閉じ蓋って云うかバケツガバマンに巨チン話・<了>




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