凌辱話の2





 滴る精液を一滴も溢すまいと直に口に含み吸い採ろうとする者まで現れ、シュラの竿はあっと言う間にまた硬くそそり立つ。

陰嚢を揉みほぐされ尻穴から前立腺を圧され、乳を出さんとするかの様に乳首も強請られ嬲られ、数分も経たぬ内にまた精液が噴き出しグラスに、男達の口へと注がれる。

「ふ、あ…ぁぁ…、あ、…あ…?」
「おっ?そろそろ出そうか?」

射精の余韻に身震いをするが男達の手も口も止まらず、迫りつつある次の前兆にシュラは更に身体を震わし弱々しく制止を求めるが男達はその様子を嘲笑う。

それどころかシュラの目を閉ざしていた目隠しを外し、態々見え易い様にと上体を抱え上げてやる。

プシッ、プッしゅ、しゅわ、しゃわ〜〜〜〜、

「ひゃ、あ、あぁぁぁぁぁ……!!!!」
「出た出た!! 山羊の小便だ!」
「皆様、早くグラスを!!
続いては山羊の小便で乾杯ですぞ!!」
「小便出して、皆に飲まれて、嬉し泣きしているのかね?」
「そら、自分の尿だ。味わいたまえ。」

強要されて出た尿でも、勿論止めようとシュラも力むが前立腺を弄られては止まる事も無く虚しく出続けグラスを充たし、男達の喉を潤してゆく。

自らの尿を頭から掛けられ口移しで飲まされ噎せた姿に我慢出来なくなったのか、性急な男がテーブルに乗り上げシュラの口に竿を捻り込んで来た。
それを切っ掛けに次々と男達はズボンから御自慢のモノを引っ張り出して白い肌にぬちゅぬちゅと擦り付ける。

「おぉッッ!あのッ、聖剣に、私のちんぽがッ!!」
「あぁ〜〜、上手いぞ、この山羊の吸い付きは最高だぁぁ〜〜!!」
「イケ!逆賊が!! 女神に見放された、便所山羊がッッッッ!!!!」






 女神は聖戦で命を落とした全ての世界の闘士達を甦らせる事に成功した。

そして甦った彼等は女神に改めて感謝と忠誠を誓い、再びの生を喜びあい、共に生きる事を宣言する。

小数の者達を除いて。

自責の塊となった双子座の兄は再びの生と罪を嘆き、山羊座の男は自ら生を辞退する事で罪を精算しようとし、魚座と蟹座は正直な心境を女神に直訴した。

それは逃げる事だとか、贖罪をしない卑怯者だとか、言ってみても彼等に効果はなかった。
引いてもダメなら押してみろ、とばかりに生前関わりのあった者達に説得されても筋金入りの自虐者達と十三年の信念を簡単に曲げられない者達は女神の恩恵を突っぱね続けた。

 世界は回り始めているのに黄金聖闘士と聖域の上層部がこれでは示しが付かない、と神官達にせっつかれた末に女神は決断を下すのであった。

『そんなに私の下で生きるのがイヤならお仕置きです!!
エロ同人誌みたいに!!

存分に調教されて来るが良いです!!
エロ同人誌みたいに!!!!』

「あ、アテナ!?」
「ちょ、調教って…!?」
「オイ、エロ同人誌って、何だ…!?」

大事な事なので『エロ同人誌みたいに』を二回言うと沙織は直々に組織した特殊調教部隊を整列させると、流れに着いていけない黄金聖闘士達を尻目にサガ一味を彼等に委ね笑顔で去るのであった。






 そしてサガ一味は聖域麓のある館に押し込まれ、聖域の神官や文官、そして聖域のパトロン的な外部の者達に夜毎交替で嬲られて居た。

エロ同人誌みたいに。

今居る全員の陰嚢が空になれば後始末と称して調教部隊の雑兵達がシュラの身体を弄ぶのであろう。

エロ同人誌みたいに。

『エロ同人誌って…何なのだろう…』

シュラは男達の精液を身体の穴と云う穴に流し込まれながらぼんやりと思うのであった。




よくあるエロ同人誌みたいな話・<了>




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