冥衣ってエロいよね・3





 頭が硬く純情なラダマンティスは雑兵達の行動もノリノリだった黄金達の放埒さも(マン公目線)容しがたい物であった様で、全員全裸正座でお説教となった。



「で、一体誰が計画したのだ!? この様な下衆な真似事を!!」

「え、あ〜…」

雑兵達は皆下を向き目を合わせる事が出来ないで居る。

「私は気持ち良かったので無問題なのだが。」
「カミュ、お前は黙ってろ…。
おい!確か私達はラダマンティスが呼んでいるからと言われてここに連れて来られたのだ。
それがこの有様だ!
マン公、お前に責は無いのか!?」
「何だと!? て云うか、人の名を下品に略すな!」

いきなり乱交会場の現場を目の当たりにしパニックを起こしていると云うのに、卑怯な企ての責任まで問われた上名前までアレな呼ばれ方をし、マン公の怒りは爆発寸前になった。

しかし
「待て!サガ、マン公、確かにこの者達は我等を貶めようとした。
だか、考え様に寄っては我等にどんな状況でも冷静な判断を下し行動に繋げるシチュエーションを、そして身体能力を鍛える体力仕事を与えてくれたと、そう考えられないか?」

「「「「「「イヤ、全然。」」」」」」
「私はそう思うと一概に彼等を処罰するべきでは無いそう思うのだ。
お前達のやり方、嫌いではないのだ…!」

「か、カミュ様ァァァ!!」

 そうして水瓶座の男らしく、統率力と指導者魂に溢れたカミュは冥界の雑兵達の心と股間を一瞬で掴む事に成功したのであった。

一方、「何だコレ…」と脱力するマン公に他黄金達は責任を問い続け、マン公の社宅にまで押し掛けシャワーを借り、風呂上がりのビールまで勝手に戴いてマン公を多いに怒らせたと云う。






「あの時は…本当に蘇らせないでコキュートスに漬けておきたかった。」

と、ラダマンティスは後にカノンに漏らすのであった。



冥衣ってエロいよね・<了>





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