北海道も暑いんです・夏
この話は小話1の10の続きみたいな感じです。
その夜、聖域12宮の第五の宮・獅子宮からミロの驚愕におののいた叫び声が響き渡った。
「凄ェんだぜェェェェ!!??」
その声に近隣の宮の人間はもとより遥か双魚宮からも見物人が集まって来た。
「何、何?ミロの声だったよな?」
「獅子宮からミロの声…。一体何があったのか…。」
侍従や見回りの警備兵達は声の発生源の場所が場所だけに中に入れず、人垣を作っていたがそこは黄金位の図々しさでアフロディーテとアルデバランが宮の内部へと入って行く。
すると先に来て居たのか、サガとカノン兄弟が呆然と立ち尽くし、叫び声の主のミロも腰を抜かして転がって居る。
その先には結跏趺座のシャカにM字開脚で跨り白目を剥くアイオリアの姿があった。
勿論2人共に全裸で。
とりあえず大胆で珍しい絡みだとは思ったが、特筆すべきは結跏趺座スタイルでセクロスする神に最も近い男が攻め・と云うだけなのでミロに何故叫ぶ程驚いたのか聞いてみた。
「シャカだって男だからヤル時ァはヤルだろ。ミロりんは何で驚いてんの?」
「シュラとシャカが穴兄弟に?! って時点で俺は驚いたがな…」
「アフロディーテ、アルデバランも…、お前等ちゃんと見ろよアレ!アイオリア死んじゃうだろ!?」
そんなにシャカが激しい?or暴れん棒?でも普通サイズっぽい?と、しげしげと見ていると、2人共やっと異常に気付き思わず車田顔になって驚いてしまった。
「な・なにぃ〜〜ッ!?」
「え?何?」
遅れてやって来たデスマスクの為にアフロディーテが続ける。
「あ、ありのままに今起こった事を話すぜ!シャカがアイオリアをヤってんだけど尻から入れてんのにアイオリアの口から偶にシャカのちんこがコンニチワしやがる!!
催眠術とか超スピードとかそんなチャチなもんじゃぁ断じて、」
「フフフ、これぞ黒ヨガ!」
「最後まで云わせろ!何!? 黒ヨガ!?」
黒ヨガとは――民明書房第四章によると、殺人格闘技として畏怖された――、
「あ、ちょっと待ちたまえ。萎えた。」
色々説明を遮りシャカが中断を宣言する。
アイオリアは白目のままでちんこも萎えたままであった。
シャカが中途半端なままアイオリアから引き抜くがちんこは一向に先が出て来ない。
「怖ッ!何コレ?!」
「シャカ何コレ!? 触手?お前触手キャラだったの!?」
やっと先が抜けるとシャカは額のぽっちを押す。
すると掃除機のコードの様にちんこは元サイズに収納され更に皆は驚く。
「スゲー!良いなー!! 黒ヨガやれば俺のスコーピオンも伸びちゃうの!?」
「イヤ、これはゴム/ゴムの実だ。」
黒ヨガは関係無い事実にまた驚いているとアイオリアがやっと意識をとり戻した。
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