PISSの4





「…、ぅ…?」
「おはよシュラ」

未だ朝も明け切らぬ早朝。

すっかり綺麗に身支度されたシュラが肌寒さに目を開けると自分のベッドの中だった。
隣には全裸のアイオロスが微笑んで、朝の挨拶とキスをしてくる。

ぼんやり眺めて色々触られている内に己も全裸である事に、シュラはやっと気が付いた。

「デスは俺が懲らしめて、ハッテン場で有名な公園の男子トイレに緊縛して、乳首に新しいピアス穴開けて全裸で捨てて来たよ。」

爽やかな顔で犯罪行為を自供するアイオロスにシュラは微笑む。

漂う甘い雰囲気に気を良くしたアイオロスが、更にシュラをハグしようと両手を広げ笑いかける。

シュラは

「ふざけるなぁぁぁぁッ!!!!」

と、叫びながら渾身の力でアイオロスの胃と腎臓に両の手刀を叩き込み、怒りをぶつけるのであった。






PISSとピアス話・<了>


※話中に出ていたPISSとASSでピアス云々話は本当に大人のおもちゃ屋さんのメルマガ話からでした。
ネタにしてしまってスミマセンです…(こんな所で)







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