PISSの3





デスマスクは最早全てのサービスを忘れ、自分勝手に腰を振り絶頂目指して快楽に集中する。
そんなフィニッシュ間際の激しい動きに耐え切れず、シュラは間欠的に潮とも尿とも云えぬ汁を漏らしてしまった。
それらを全て飲み干し兄は感動に目を輝かせる。

「ん、ま〜〜い!!!! 遂にやったぞ俺は!シュラ潮?シュラ尿!?」
「お、俺も犯るわ〜…、出るわ〜〜〜あッッッ!!」

未だヒクつくシュラの身体に抱き付き、余韻に浸りながら直腸の襞に最後の一滴まで擦り付ける様に腰を振ると、デスマスクは蟹棒を引き抜こうとする。

その時

「シュラ、卵を2つ程分けて貰いたいのだが。オムライス…が…、」

空気を読まない氷河がボウル片手に訪ねて来た。

「…へ、へっくしョィ!!」

最近の朝晩の涼しくなった空気に裸の下肢が触れ、寒かったのかデスマスクは盛大にくしゃみをする。

「あ…!!」
「!!!! ふぁ…!ちょっ、お前ッ、い…ゃ…ぁ!!」
「えぇっ!? 何何?どしたの!?」

デスマスクがブルッと震えると、シュラとの結合部分から湯気を出す黄金色の液体が流れ出て来た。

「エヘ…漏らしちゃった…

「……ハッ!? 若しや先程のピアス話はこの伏線か!?」

へ?と云う顔の2人の大人(自称14歳含)と蟹尿のショックで静かに失神したシュラを前に氷河が一人納得をし始めた。

「つまりPISS(おしっこ)とASS(尻・けつ)で、尻の中で小便したらピアスになんね?と、大人のおもちゃ屋のメルマガ(カミュが勝手に購読契約した)でネタにしていたのだ!! 因みにアヌスは名詞、アナルは、」
「…え〜と、氷河、もういいかな?卵は冷蔵庫の野菜室にあったよ?」
「!! そうだった…。有り難うとシュラに伝えておいてくれ!」

そう云うと氷河は卵を持って出て行った。

「…師弟共に何か凄い奴等だな…。
それより兄、ちょいシュラの上半身持ってくんね?風呂に行きたいんだけど零れたら煩いだろうしコイツ…」

そう云うとデスマスクはシュラとの結合部分にその辺にあったタオルを巻き、床に出来た黄色い水溜まりを布巾でこれまた適当に拭く。

「あぁ、分かった…。」
「そうそう、俺の腰ごと持ち上げて…って違うって!俺じゃなくてシュラの、」
「…私も未だ出した事無いのに!! シュラの中にくそみそテクニック的に出してみたかったのに!!」

車田風な涙を流しながら悔しがるアイオロスの小宇宙が尋常じゃない程燃え上がるのを感じたデスマスクが今更ながら狼狽える。

「シュラに小便を入れる前とはまるで別人の様だ…!
こ…これは一体!?」

デスマスクが原作の真似をしていると担がれたまま風呂場に連れて行かれ、アイオロスの怒りは遂に爆発した。

「ここまでお前を憎いと思った事は生まれて初めてだ!!
最早お前に対して一欠片の(略)」
「え、ちょ!? そこまで怒るの!? ま、待っ!!??」

デスマスクはシュラを抱えたまま、人馬竿で慣らしていない穴に一気に串刺しにされ、情けない絶叫がアパートに響き渡るのであった。








[ 24/64 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -