股間に住む化物
この話はアレな小話の15の続きみたいな感じです…。
同僚達に混じって見知らぬ男達が吐く息も荒く、自分を取り囲む状況になっても未だシュラは信じられない思いで居た。
財団スポーツジムの男性用更衣室でプール利用の為シュラは警備部の何人かの同僚と着替えをしていた。
入室した時から舐める様な視線に違和感を感じたが、己の気のせいとズボンを下ろした瞬間腕を掴まれ、ロッカーに押し付けられ振り返った時には冒頭の状況になっていた。
「…?何だ?」
「何だじゃないよ、こっちの台詞だよシュラ。
アンタ、金曜の夜、俺達にあんな姿見せといてよく普通でいられるよな!?」
身に覚えの無い事を言われて困惑するしか無いシュラに、横から手が伸び四肢は拘束される。
拘束と云っても所詮一般人の力。
幾らでも振り払えるとシュラは楽観し同僚達を見据える。
シュラの強い視線に負けず一人が尚言い縋る。
「前からアンタに憧れていたんだ…。
中途採用で日本語もろくに喋れないのにあっと言う間に俺達以上になって…、まるでスーパーマンだと思ったよ。
それなのにあんな女装変態野郎と…!」
周りからもそうだそうだと囃し立てられ、語る男の掴む力も強くなる。
不意に四肢以外に冷たい手がシュラに触れた。
内腿、胸、尻、股間と。
驚きに男から目を放すとその隙に唇を吸われる。
「んン!? うッ、んーッ!!」
歯を食い縛るが、脇の下まで舐め上げられ思わず開いた口に舌が侵入し内を蹂躙する。
歯列をなぞり舌を絡ませ唇を甘咬みするキスは、シュラの熱い吐息も意志も奪わんとする勢いだ。
「んッ、ふぐっ…!」
何時の間にか下着はどこかに消え、下肢を4人がかりで持ち上げられ足の爪先まで男達の舌に嬲られ、シュラは抵抗する力まで奪われる。
「んッ…!? 熱ッ!! あぁぁぁッ!!」
そしてローション代わりにと、誰か既に出した物なのか精液をたっぷりと尻にかけられ、ぶちょぬちょと粘液質な音が更衣室に響く。
何人もの指はアナルを自在に出入りし、シュラの竿に群がる男達の喉に唾液とは違う、熱く苦い滴りが流れ込む。
「なぁ…、日本人のちんぽの固さ教えてやるよ…!」
一人の男が耳に舌を入れながら、そう囁くと後ろから熱く堅い肉塊を突き入れて来てシュラは助けを求め必死で叫ぶ。
聖域に戻してしまった年上の恋人の名を。
そして幾本もの堅い肉竿が容赦なく熱い欲望を適える穴に殺到する。
穴に入れれ無かった者達も、まるでマーキングをするかの様に竿を夢中でシュラの身体中に擦り付けるのであっと云う間に雄の匂いで更衣室はむせ返りそうになる。
「ふぁッ…!うぅッ!? あッ!!!! あーーッ!!」
何人かを咥え込んでいる内にシュラの穴は解れ、日本人の小さなサイズの竿なら二本交互に抽出出来る様になり、男達はその心地良さに獣の雄叫びを上げる。
「アンタが悪いんだ!! こんなっ、凄ェ穴を俺達に見せ付けてッ!
チクショウ!シュラぁぁぁッ!あぁッ!!」
既に同僚達はシュラを憧れの対象から肉便器へと扱いを替えていた。
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