百合の4





 やがてカミュが果てると騎乗位であった為、シュラの顔にぶっかけてしまう。
カミュはその事実にまた興奮し、己の精液ごとシュラの顔を舐め上げる。

と、そこへ

「あれ?もう一回戦終わってしまったのか?」
「すげぇ!まるっきりレズAVみてぇだったな!」

とオチ要員の魚介類がやって来た。

星矢が出したSOSはムウが面倒臭がって魚介類に留守番転送にしたので仕事をやりたくない二人はそれをダシにやって来たのだ。

「俺はカノン達と一緒に聖域でお仕事しながらお前等が帰ってくるのを待ってたんだけどよォ。」
「可愛い後輩達のSOSだ。無視など出来ん。
決してお前等のエロシーンに興味があったからじゃないからな!!」

と挨拶しながらビデオを撮影し続ける。

しかしカミュは

「二人共、私はシュラの性奴隷になったのだ…!こんな身分では聖域へは帰れない!
新教皇に伝えてくれ、このカミュ、不徳故に黄金位の真髄に未だ至れずと!!」

ビデオカメラに目線を合わせそう叫ぶとシュラを果てさせようと再び行為を再開する。
が、

「何だ?この気配は?」
「とても人間とは思えぬ粗暴な小宇宙…」
「これは人と言うよりは…悪鬼!」

3人がエピGの真似をする程シュラの小宇宙は洒落にならなかった。








小宇宙が弾けて静まった後、星矢と紫龍が様子を見に恐る恐る戻ると樹海は間伐されかなり開けていた。

シュラの姿を見付けて駆け寄ると足元の風穴から逆さまになったスク水生足と2人の人間の足が生えていた。

「コレ、犬神家の一族!? 殺人現場!?」

思わず叫ぶとシュラは静かに振り向き二人に合宿所に戻る様促した。

「…帰るぞ。」

色々聞きたかったが流石の星矢も空気を読んで、乱れた体操着姿のシュラと帰る事にした。

一方、歩きながらシュラは覚悟を決めていた。

魚介が手にしていたビデオはリアルタイム発信していたのだ。

つまり新教皇はアレを観ていたに違いない。
いつ真の敵が乗り込んで来ても、もう流されない様な強靭な乳首(一番の性感ポイント)と、精神を養うべく修行を改める事を。

そして、星矢達も覚悟していた。
実は既に新教皇が合宿所に来ていて、隊員達と一部始終をPCで観ていた事を10分後にはシュラが知り、また暴れに暴れるであろう事を。

とばっちりを受ける前にいっそこのまま紫龍と逃げようかと思う星矢であった。





体操着VSスク水・樹海の百合合戦・<了>



この話はアレな小話の15に続いているような、そうでもないような…そんな感じです。








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