体操着VSスク水・樹海の百合合戦
※この話はアレな小話の1の方の14の話の続きみたいな感じです。
「紫龍!あっちに千切れた古いロープがブラ下がった木があるぞ!?」
「星矢そんなの取るな!! ちょ、投げ輪違う!」
グラード財団の私設警備隊の中でも、沙織を筆頭とした財団要人警護等、特殊な資格検定取得を目的とした新人訓練を一泊二日の合宿を行う事となった。
シュラは既に一級検定を(※本来ならば資格習得には何年以上の経験等色々あるのだがそこは聖域に工作依頼し)取り、次は教育者資格検定(※以下略)を受ける為合宿に参加したのだが、
暇と力を持て余した星矢があわよくばシュラと手合わせが出来るのでは?と、紫龍を巻き込んで都合良く学校も休日だったので一緒に付いてきてしまっていた。
そんな訳で日本某県の県境の樹海を強行し、深夜に目的地の廃施設へと一行は向かっている。
道中も訓練を兼ており一般人にはキツい行程だが、聖闘士には朝飯前な訳で他の参加者達は高校生の星矢達と中途採用で経歴不詳な割に高スペックなシュラを化け物扱いしていた。
「あ、アレかな?」
紫龍が見付けた廃施設が今回の合宿所兼・訓練施設らしい。
休む間も無く、まずは二班に分かれて訓練準備をしていると
『A班、不審者だ。施設付近をウロついてるぞ。』
と施設周囲で訓練の準備と警戒をしていたB班から連絡が入ってきた。
『不審者?深夜の山歩きの一般者なんか居るのか?
それならここは私有地と説明を―』
『イヤ不審者だ!しかも攻げky』
無線が途中で切れ隊長は隊員達に警戒を呼び掛ける。
星矢が不謹慎にもワクワクしたその時、不審者は姿を現した。
赤い髪をおさげにしたスクール水着+ニーハイの外国人成年男性が。
「…シュラ、アレって…」「シッ!他人のフリをしろ!! 目を合わすな(小声)」
「?…あー、ここは私有地です。一般の方の立ち入りは禁止されています(英語)
ありゃ変質者か?(日本語)」
隊員が拡声器で帰るように促すがカミュは止まらない。
「…構わん射て。アレは多少射たれても大丈夫だ。」
「シュラ!? お前何を…?」
「威嚇用ゴム弾なんか使うなよ?HESH弾持って来い!! 俺が直接投げた方が早い!」
「シュラ落ち着け!! 音速で裂薬物を投げても意味が無い!」
「紫龍も落ち着けって!」
小宇宙通信での呼び掛けにも応えず無言でこちらに向かうスク水からは、威圧感と云うより恐怖をシュラは感じた。
恐怖は混乱を招き、隙を生じさせ更に周りに伝播する。
そして混乱する隊員達にカミュが飛び掛かって来た。
「うわッ…あぁッ!!??」
隊員が腹に熱を感じた瞬間、彼の肉竿はカミュの口中に収まり凄まじいバキュームに一息で抜かれていた。
正に神速。
カミュは口に含んだ精液を毒霧の如く噴き散らし目眩ましをすると、
浮き足立つ隊員達に次々と先程同様に下半身に襲いかかる。
「星矢紫龍、お前達は逃げろ!!
奴に未成年淫行罪を被せる訳には、」
「誰が逃げるかって!行くぜ紫龍!!」
「待て星矢!」
シュラの制止を聞かずに少年達は果敢にも変質者に挑む。
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