痴態の3





「スミマセン、あんまり煩いので適当に飛ばしたら…
おや、随分楽しそうですね?」

「どこをどう見たらそうなる…とにかくこいつらを聖域に戻してくれ!!」

キレかけたシュラに凄まれるが、ムウの興味は星矢の手にあるAVパッケージにあった。

「君達こんな物を観ているんですか?
オナニーも程々にしないと、アイオリアみたいになりますよ?」

ムウは思いッきり私憤を混ぜ少年達に忠告をする。

「アイオリアはオナニーなどしていない!!」

「それはシュラが処理してあげたからですか?」

「 !! …ッ、ムウ!!」

シュラをからかいながら怒りの小エクスカリバーを笑顔で躱し、ムウは3人組を移動させ自身も聖域へと戻って行った。

「…シュラ、あんたやっぱりアイオリアと…」

「知らん!!」

 残された少年達の目線が痛いシュラであった。






そして3人組は…。

「今度はどこだココ…」
「?とりあえず、アジアだな…」

コップンクラックとかシンチャウとか挨拶され
(珍装の3人組にも大らかな国でした)
漸く場所が判明し、とりあえずダッシュで聖域に戻ると義務の様にムウに文句を言いに行く。

「…お前今度は何のつもりだったんだ!?」
「ワニ!ワニが居たぞ!?」
「先程の星矢の持っていたAVのタイトルが
『私のゴールデントライアングル・おメコンデルタ痴態』
でしたので!!」

ムウが目を見開きながら笑顔で下ネタ発言をして、ちょっとした事件になった日の話でした。





トライアングル痴態・<了>




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