トライアングル痴態





「神聖なる聖域に現れた不審者め!」

俺が倒すからお前は黙ってみてろ!
と言われてアルデバランは黄金聖衣を纏いつつ黙って見ていた。

だが色々とそろそろ限界が近い様だ。

「んあっ!! あっ…!?
だ、ダメぇ!!
もう、出ちゃうぅぅッ!!」
「何だもう漏らすのか!
女神の聖闘士とやらも大した事は無い様だなぁ!!
オラッ!! 無様に人様の前でザーメンブチ撒けろ!」
「あぁッ!ちくしょうッ…!!」

「オラァ!!種付けするぞォ!
腰降っておねだりしてみせろォ!!」

「な!? 中はダメぇぇぇ!!!!
顔にッ!せめて顔にかけてぇッッッ!!??」

 アルデバランの目の前で始まった恥辱の宴はフィニッシュの様だ。

とりあえず終わったら帰っても良いだろうかと思っていたが、もう一人の暴漢が隣で素振りをしてスタンバイをしていた。
(素振りで振り回す棒は勿論ちんこ)

「あぁぁぁぁぁ〜ッ!! 出てるぅ!
中に、ごッ、ごちゅごちゅってぇ〜ッ!! ひぃいいいーッッッ

松葉崩しの態勢でミロと不審者@(どう見てもカノン)は終了した様なので不審者Aにアルデバランは声を掛けてみる。

「カミュ、俺は帰っても良いよな?」

「ダメだ!イヤ、私はカミュとやらでは無い!!
12宮を荒らす不審者なのだ!」
「…だが俺は必要無いだろう?」
「ギャラリーが居ると燃えるのだ!!
それに次の生け贄はおま「スターライトエクスチックショイ!!」

不審者に扮したカノンとカミュ(ついでにミロも)はムウに寄って一瞬で消えてしまった。

何があったのか分からないアルデバランに、ムウが説明を始めた。

「新教皇が考えた訓練ですよ。
暴漢が聖域に攻め入って来たって設定の。
それがあのエロ2人組のせいで…、」

「訓練って…聖域で意味あるのか?
俺はてっきり何かの我慢大会かと思ったぞ!」

困った顔でそれでも豪快に笑い飛ばすアルデバランをムウがうっとり眺めているとカノン達がダッシュで帰って来た。

「お前!! よりによって羽生蛇村って!!
死ぬかと思ったぞ!」
「カノンの技のゴールデン・トライアングル、トライアングルと云えばバミューダ海域の魔のトライアングル。バミューダと云えば…はにゅうだむら…?」
「遠いわ!そして怖いわ!!」

屍人にでも襲われたのか3人ともガン泣きしていた。

 それにしても、とアルデバランが改めて2人の扮装を見ると、カノンはアロハシャツにストッキングを被り下半身露出。
カミュは水中ゴーグルを被り「危険物」と書かれたブーメランパンツ一丁だった。

この不審者達に最初に対応したのがミロだったのが、エロスの相乗効果だった様で冒頭のシーンにとなったのであった。

そしてミロはと云うと

「離せ不審者共め!
ええい!こうなったら聖衣を纏い成敗してくれる!!」

未だ不審者の正体に気付かないのであった。



「ミロ、いい加減気付け。
カノンとカミュだろう?」
「何だと!? この俺の親友達がこの様な不審者で…って、カノン!? カミューッ!?」






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