夢精の3





『…何だコレ…。』

リアは目の前に拡がる光景に更に脱力していた。
四つ這いのまま絶頂に達してしまいアヘ顔なカミュ。
そのカミュの尻を両手で必死に掴み肛門で三点倒立中な青銅聖闘士。

「だッ、誰かッ!! 尻を!目の前のこの尻をどうにかしてくれッッ!!」
「あぉッ!! 突き動いてくれッ!もっと!この角度のまま荒々しく!」

うなだれて居るアイオリアはふと、己の足元で毛玉が戯れるのを見付け我に返ると、とりあえず子犬達に餌を与える為私邸へと戻るのであった。

関わりあいたく無い2人を放っておいて。




その後、師の帰りが余りにも遅い為、心配して迎えに来たカミュの弟子の氷河に助けられた邪武であったが、今度は男の尻が徐々に目の前に近づいて来る悪夢に悩まされる日々が始まったと云う。





夢の精と三点倒立・<了>






[ 82/100 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]





「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -