聖闘士セックル道場




この話はエロス大盛の18の何となく続きみたいな感じです…。



「聖闘士らしいシチュエーションでセックルしようと思うんだが。」

 いつものカミュの突拍子も無い台詞に、力の無い微妙な笑顔でロシアンティーを口の端から溢す事しかミロには出来なかった。

「むっ!? 何を溢してるのだ汚いな。まさか、
『下のお口からも期待汁が零れてます
と云うアピールか!?
この、欲しがり屋さんめ!」
「思ってねーよ!! 何だよ期待汁って!」
「期待汁とは…、何だ。私に言わせるプレイであったか。」

ドヤ顔で微笑むカミュに黙ってソーサーを投げつけるが、「本題に戻るが」と話を戻されてしまった。

「とにかく実践あるのみなのだ。行くぞミロ!!」

立ち上がりムウの元へと走り出すカミュに思わず付いて行ってしまうミロであった。






 テレポートされた先はムウの隠遁先なジャミールであった。
詳しく云えば様々な者達が非業の死を遂げたムウの館への一本道の入り口。

未だ成仏していない死霊達が彷徨い、隙あらば自分達の仲間にしようと容赦無く二人に襲い掛かる。

「うッわ!未だ居るのかよコイツ等!成仏してねぇの?」
「うむ。私もアルデバランもシュラも昔、ムウに成仏を手助け出来ないものか?と聞いてみたのだが
『成仏したら愚民共が訪ね易くなるし何よりも勿体ないじゃないですか』と微笑まれ…。」
「酷ぇ話だな…。」

思わず哀れに思ってしまったミロ達の言葉に死霊達の怨嗟の声は更にヒートアップする。

だがその声は、いそいそと服を脱ぎ始めたカミュに驚き、死霊達は思わず静かになってしまった。

「何してンのカミュ!?」

几帳面に脱ぎ終えた服を畳むと狼狽えるミロ達にカミュは宣言する。

「先程聖域で言っただろう!聖闘士らしいシチュエーションでセックルする!と!!
さぁ!始めるぞ!!」
「俺、一緒にやるとは言ってねーんだけど!!」

ノコノコと付いて来て今更何を、とカミュに言われるが本当に何で付いて来てしまったのか、とミロは泣きそうになりながら激しく後悔する。

「まぁ来てしまったからにはやろうではないか!
私が己が両足を全開に開脚し、腕で支えるからミロは私をリフトアップし、下から思う存分突き上げてくれ!
シベリア超特急も真っ青なピストンでな!!」
「俺は絶対やらねぇからな!大体こんな所、踏み外したら串刺しになりそうだし死霊達は怖ェし煩ェし!!」

そうだそうだとミロの言葉に死霊の声は変化する。
彼らは、カミュをとにかく何か面倒臭そうな奴だと判断し、早く帰れコールまで始めた。

だが型にはまる事を嫌う水瓶座の男にその願いを込めた声は届かなかった。

「それが良いのだ!一歩間違えば転落するかもしれないと思えばアナルは緊張により収縮するであろうし、死霊達に見られながらの行為も堪らないであろう!! さあ!」

カミュがミロ達に向けて気合いを入れながら自分の白い尻を向けて、パーン!! パーン!!と、何度か叩く。

すると、死霊達は驚きと恨みの籠もった絶叫を上げて霧の様に消えていってしまった。







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