股裂き48の3





 しかし捕まえる段階で問題が出た。

「いッ…!あだだだだ!! 食い込む!縄がッ!」
「す、すまん!そんなつもりでは…!!」

紫龍が引き上げるつもりでシュラの背後に廻された縄を掴み上げると、股縄がシュラの股間を締め付けたのだ。

間近で悶えるシュラにドキッとしてしまい、紫龍が思わず手を離すとすかさずミロがシュラの足を掴み上げた。

「よっしゃ貰ったァ!!」
「! させるか!!」

気を取り直した紫龍がもう片方のシュラの足を掴む。

「ちょ!ちょっと待て!! お前等これでは…!」

逆さ吊りで両足を両端へ引っ張られ、股裂きの刑に処されたシュラが抗議の叫びをあげる。

しかし引き合う2人には聞こえていなかった。

しかも

「やっば!! コレ、何てプレイなんだろ!? オイ!ミロ降りてくれ!!
苦しがるシュラの顔を見てたらたまらなくなって来た!」
「やめろー!! 神聖なグラウンドで何するつもりだアイオロスー!」

馬役の2人も聞いちゃいなかった。

このままでは股もズボンも保たないとシュラは焦り、誰でも良いから助けてくれ!と、聖域にSOSを送ると、直ぐにオチ要員のデスマスクが駆け付けて来た。

「よォ!俺様に助けを求める仔山羊ちゃんは…」

キザな挨拶しながらデスマスクは空中に出て来たが、落下ポイントは限界まで裂かれた山羊の股間であった。

意図せず突如負荷が掛かった山羊股は限界を超え、痛みに思わず聖剣乱舞してしまい辺り一面立方体に斬り刻まれる。

土煙が晴れるとそこには野球のユニフォームも、スカートも、皆破かれ全裸になって倒れている5人と、股を押さえて転がっているシュラの姿が見えた。

「勝敗は…!?」

グラウンドは何故か耕され、とても野球が出来る状態では無かったが一応勝負が気になる少年達と、これでスカートを脱げるかも!と喜ぶ白銀達が駆け寄る。

すると、紫龍がガッツでシュラの足を掴んだまま失神していたので星矢達の勝ちとなった。








その後、その場に居た聖闘士達全員でグラウンドを整備し直し、白銀達も星矢達の野球の試合を楽しんだと云う。

アイオロスもその応援をしながら
(アンパイヤ×キャッチャーのイメクラもアリだな…
『ダメです!盗塁されちゃうぅぅぅ!!』って。)
とか考えるのであった。





股裂き48・<了>









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