テルマエ・ハッテン中





「さあリア!8日降りに皆で一緒にお風呂に入るぞ!?」

ここは聖域教皇宮の奥深く。
神代より続く禊用の神水場は、教皇に成り代わったサガの代から神水は沸かされ大浴場へと変わっていた(※禊用の水場は移転させ未だ利用されています)

新教皇となったアイオロスも、禊もすれば偶にははっちゃけて広いお風呂に入りたい訳で。
しかし、無駄に広い風呂に一人で入る事は女神に禁じられている為、一度に5人以上の利用者を集め無ければならない。
(湯沸かしの費用・掃除代・電気代・人件費等削減のため)

そんな訳で、常に世界中へと任務の為動き回る黄金達が聖域に5人以上集まった時にアイオロスの通称『黄金お風呂結合』が黄金達の小宇宙に呼び掛けられる。

 今日は任務で遅れるデスマスクと、アルデバラン・サガ・アイオリア・アイオロス・カミュ・アフロディーテの面子が聖域に待機していて全員お風呂参加となった。

因みに黄金達が集まらない時は白銀や青銅達だったり雑兵達だったりと、アイオロスは様々なお風呂ハーレムを作っていたりするのだが、矢張り単なるファンクラブの集いと昔から苦楽を共にした者達とでは楽しさも話題の量も何もかもが違う。と、アイオロスはもとより黄金聖闘士皆がそう思っていた。



「…で、なんでちんこ自慢大会になったんだろう…?」

自慢大会の会場となっている打たせ湯スペースをジェットバスに浸かりながら、アルデバランとサガが遠い目をしながら呟やいた。

 打たせ湯とは、一般的に高所から滝の如く一点集中的に湯を落とし、それを肩腰頭等好きな箇所で受け止める入浴法?だが、ちんこ自慢大会参加者達はちんこに当てて耐久性を測ってたりしている。

「あだだだだだだ!! もげッ!もげてまう!!!!」
「何だディテ降参か!?」
「痛くはなかろう!? むしろ痛気持ちイイのだ!!」
「それはお前がドMでアイオロスはやや勃起しているからだろ!?」

楽しそうだから、と漢らしく参加したアフロディーテは、単に気持ち良さそうだから、と参加したカミュと、耐久性をも誇るアイオロスに早速出遅れていた。

因みに勝負と聞くと引く事が出来ないアイオリアも歯を食い縛り耐えていた。

「カミュ、お前は単にドMだから問題無いだけだろう!? く…ッ、兄さんみたいにフル勃起すれば耐えられるのか!?」
「そうなのだ!! 苦痛=快楽というアンチテーゼさえあれば何事も恐れる事は無い!!
私はそう、弟子達にも教え「お前弟子達にまでマゾヒスト教育していたのか!?」

「…良いのか?聖域的に…」
「カミュの…弟子だから…」

サガは色々と諦めて大会参加者達を視界から追い払う様に、腰に当てていたジェットバスを腹に当てる様に後ろを向く。

意図せず腹に当たる泡は中々強く、堅い腹筋のサガでさえ痛気持ち良かった。
アルデバランにそう教えると彼も腹に泡を当てようと態勢を替えると沈んで行く。

強力な泡流はアルデバランの胸に当たり、『堅過ぎず柔らか過ぎない絶妙の乳』と、ミロに評された牛乳がたわわに揺れ動く。









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