パイオツの2





「何かさぁ、アルってマイナスイオン発生機的だよね…」
「あぁ、これでシュラだったらガン無視か怒鳴る所だもんな〜。
あいつサガに似てんだよ。」
「どこがだ!!
美しいサガといつも小指おっ勃ててるしかめっ面山羊のどこが…!!」

「私には隠し子も居なければ、シュラに似てもいないぞ!!」

 声高に扉を開け放ち持ち場にサガは戻って来た。
髪の毛を黒くしながら。

カノンとミロは何かを挿入れられたのか微かなモーター音を尻付近から漏らしながら、おっかなびっくり着席をする。

「な、何してんだアンタ達…、」
「良いなぁぁ!サガァ私にもお仕置きしてェ!!」
「ディテにはディナーの後で、な。」

「何か…随分変わるんだな黒いと…」

 黒サガの噂は聞いていても、実際遭遇すると普段のサガとの違いにアルデバランは目を白黒させる。

「ん?お前とは初めてか、牡牛よ。
どうだ?私の搾乳機もダイ/ソンもクリビツな吸引力で、その乳を吸われてみないか?むしろ吸わせろ。」

 ツカツカと近寄って来たかと思うと、発言通りに返事も待たずアルデバランの服の前を開き乳を出させる。
突然のセクハラに狼狽え、この部屋に助けを求められる人間は居ないのかと思わず見渡せば、唯一マトモなデスマスクと目が合った。
が、我が身可愛さにデスマスクは書類に目を落とし逃げてしまう。

「雄っぱい…此れ程見事な雄っぱいには久方ぶりに会えたな…」

うわごとの様に黒サガはアルデバランの乳にうっとりと頬擦りをする。

 おっぱいと聞き乳大好きおっぱい星の聖闘士を自称するミロは黙ってられず、尻を小刻みに振りながらアルデバランに近づくと、満面の笑みを浮かべながら胸に吸い付く。

「堅すぎず柔らか過ぎず!絶妙の乳!まるでハイ/チュウ枕や〜!!」

黒サガとミロの二人は乳首を右クリック★左クリックと弄びながら頬擦りし、止める気配がない。

 このままでは執務室はソドムと化してしまう!二人の男におっぱいに吸い付かれながら、アルデバランは何とか逃げようと考えを巡らせているとそこに救いの主は現れた。

「何ですかこのハッテンサウナの二階みたいな有様は?」

 ムウはとりあえずアルデバランからおっぱい聖闘士達を離すと、テレポートの要領で黒サガの直腸にゴーヤを挿入し、その叫び声をBGMにミロの直腸には麩菓子棒を入れてやる。

「尻がッ!尻がぁぁぁ!?」
「何かぱっさぱさするぅぅ!」

そして身悶えるサガを容赦無く蹴り上げ失神させるとサガの髪の毛の色が元に戻ってゆく。
それを見てアルデバランはまた驚き、そしてそれよりもムウの容赦の無い行動に戦慄すら覚えたのであった。







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