裸エプロン状況説明




「いやぁ〜、7年?そりゃ穴も小慣れて良い具合にもなるよね〜!」

ぐぽぐぽと入り口付近の浅い部分を責めながらアイオロスは感嘆の声を上げる。

与えられ続ける快楽に慣れようとシュラは必死で呼吸を合わせ様とするが、急に最奥に根元まで入れられ上げたくもない嬌声が口から洩れてしまう。

「う…ッ、あぁッ!?」
「っあ〜〜、気持ち良いなぁ!」

 玄関先で口付けられ腰を抱えられたが最後、裸に剥かれ身体中ねぶられ、この家を朝早くから訪ねた理由を告げる頃には一度射精する程激しい歓迎をシュラは受けた。

アイオロスに抱かれたのは今日が初めてだったが身体の相性は良かった様だ。

「…もっと早くシュラとえっちすれば良かったね。」

同じ事を考えていたのかと自惚れたくなる様な事を、アイオロスは竿を小刻みに内部で回転させながらつぶやいた

「……、」

一方で、長年想い焦がれていたアイオロスに抱かれていると云うのにシュラは14年前程感激を感じていない自分が信じられなかった。

 ただの性処理でも良いからアイオロスに触れたくて、褒められたくて、一生懸命幼い口で銜える事を覚えたあの頃。
アイオロスは手淫で応えてくれたが今の様に『愛してる』等と言いながら身体の奥まで繋げてくれる事は無かった、一方的な思慕を寄せていた幼いあの頃。

アイオロスはサガを想い、サガは目の前に居ない誰かを想い。
(これは今ならカノンだと分かる)
しかし今や逆にアイオロスはシュラを想いシュラは…

『ショックを受けたと云う事は、やはり自分はアイオリアの事を少なからず…』

ピストン運動に揺られながらぼんやり考えていると突然玉を握られ射精感が激しくなった。

「ッあ?! や、ァ!」

意識が自分に向いた事に満足するとアイオロスは体重をかけてシュラの顔を舐め上げる。

「最中に他の男の事を考える余裕まで付いたか?」
「違い…ます、」
「アイオリアとは?シュラが入れてたんだろ?」
「……」

揺さ振られながら頷いてみせたが通じたのか、アイオロスはシュラの両足首を担ぐとフィニッシュの体勢に入った。

所謂仏壇返しの体位は息がし辛く快楽だけが感覚の全てになる。

やがて口の端から垂れる涎すら構っていられなくなり、シュラはアイオロスの手と肉竿で二度目の絶頂に叩き落された。






 アイオリアは後背位が好きだったな、とまたも考えてしまうと、これまたやはり同じ事を考えていたのか

「アイオリアの好きな体位は?」

と断り無く中出ししたアイオロスが後処理をしながら訪ねて来た。

「バッ、クで、四つん這い…」
「ははッ、やっぱりそんな感じだな!でも、シュラが入れられる時も?シュラ壊れちゃわない?」

シュラの尻穴にティッシュを詰めながらアイオロスは片足で器用にタオルを手繰り寄せる。

「っ、慣、れてますから…。」
「それなんだよねぇ、アイオリア以外にシュラを良いようにしてたって奴等の名前、本当に教えてくれないの?」
「良いようにされた覚えも誰かに犯られた事も、ありません。」
「俺も頑張ってシュラのアヘ顔見るぞーっと!」

『人の話を聞けよ…』

今後の抱負を叫びながらアイオロスは、その言葉にげんなりとしたシュラをタオルに巻くと担いで風呂場へと向かうのであった。





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