ちん☆の4





 尻穴から勢いよく漏れ出た二人の精液は周りのギャラリー達とシュラの顔にまでぶっかけ祭を開催し、アフロディーテとカミュまでその光景にあてられたのか射精し、部屋はむせ返る様な雄の精液臭で満たされる。

「…フゥ、ナイスファックだったぞ!二人共!!」
「良い物を見せて貰った。だが…サガ、後で私にも…

射精後の開放感からか和気藹々とするアフロディーテとカミュに対し、カノンは疲労感と相手が長年の色々とアレな兄だったと云う後味の悪さにぐったりと倒れ込む。

一方、サガはと云うと、

「こんなモノかカノン!未だだ!私はまだまだ満足していないぞ!!
全員尻を出すが良い!!」

黒くなっていた。髪も竿も。

「うわッ!サガ!? スッゲェ!乳首まで黒ッ!」
「!? サガ〜〜ン

抱き付くアフロディーテと、期待に潤む穴と瞳のカミュを両腕に抱き抱えながらサガは手近にあったベッドへとダイブする。

「ヤバイ!! シュラ!逃げろーッ!!」

流石にシュラの身を案じたデスマスクとミロが叫ぶが間に合わず、ベッドは成人男性4人の重さに耐え切れず壊れてしまった。

シュラも3人の下敷きになったのかと、デスマスクとミロが思わず冥福を祈っていると、爆発的な小宇宙と共に聖剣の煌きが部屋に居る全ての者達の目を奪う。

デスマスクとミロが再び目を開けた時には疲れ果てたシュラが肩で息をしている姿が目に入って来た。



「…よう、大丈夫…そうだな?」
「………。」

無言で睨むシュラにとりあえず暇を告げ、逃げ帰るデスマスクとミロが病院を仰ぎ見ると、窓のす巻きの数が増えているのが見えた。
シュラの病室からリアルてるてる坊主が五個ぶら下がっているのだ。

二人はそれを見ながら

『…明日は無駄に快晴だな…、』

と、思いながら帰宅するのであった。




平静兄弟合戦ちん☆ぽこ・<了>




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