平静兄弟合戦ちん☆ぽこ・1





 最上階のVIPな部屋とまではいかなくともそれなりに豪華な病室の扉を開けると、未だ夕飯前だと云うのに合体真っ最中な新教皇アイオロスと入院中に勝手に職場復帰されていた山羊座の黄金聖闘士のシュラが居た。

勿論、このそれなりに豪華な病室の主は今、ベッドに上半身を包帯でぐるぐるに巻き付けられ、下半身には洗面器をあてがわれているシュラなので、この様な状態でも部屋に居るのは何ら問題はなかった。
問題なのはそのシュラの上に立つ巨大なナースで、胸元をガッツリ開き、寄せて上げたのか胸の谷間(筋肉)とチラリと見える赤のレースのブラジャーとウェストまで届くスリットから覗くこれまた赤のガーターベルトが眩しいアイオロスの姿であった。
(※4gエネマシリングと己の注射器(比喩表現)を両手に持ちシュラのベッド上に仁王立ち中)

 就業後に全員一緒で見舞いに来た筈の黄金聖闘士の面々は、アイオロスのその姿と行動の速さに絶句する。

だが一人冷静なムウがお土産に持って来ていたケーキ(ミロチョイス)に入っていた保冷材をテレポートの要領でアイオロスの直腸に転送させ、冷たさにアイオロスは絶叫&悶絶し、その姿にやっと全員正気を取り戻す。

アイオロスを抑え込みす巻きにして窓から吊るし、黄金達は強制スカトロ一歩手前だったシュラの救出に成功する。

直腸と肛門の裂傷&局部の打撲と極度の体力疲労により緊急入院した筈だが、近場な地元に入院させられた故に朝昼晩と気軽にアイオロスにセックルを求められ、一向に退院する事が出来なかったシュラはひとまず今夜の安眠が保証された。

安心感からかはたまた射精後の疲労感からか(アイオロスの神速の技で既に一発抜かれていた)シュラは仲間達に礼を云うとすぐに意識を手放してしまう。



「…人間3日で10s体重落ちるもんなんだな…セックルで。」
「私もシベリアで修行中に連続絶頂耐久一人レースを繰り広げた際には1週間で体重30s台まで落ちたな。」

誰もがアルデバランの呟きに同意し、続くカミュの呟きには
『イヤ、それお前だけだから』
と思っていると、思わぬ人物から同意の言葉が出て皆は驚く。

「そういや俺も海上が時化て陸に上がれない時はセックル三昧だったな!(ドヤ顔)」
「せ、セックル三昧だと?カノン!?」

手近な聖域で事を済ませていた兄が、世界の海を文字どおり股にかけた弟の発言に一番驚いていた。

「ま、兄貴と違って俺は老若男女動物隔て無く愛し愛され楽しんで来たからな?」
「凄ぇな老若男女問わずて…!」
「そういえばサガは特定の相手はいないのか?老若男女動物問わずに。」
「フッ、サガにはこの私が居るからな!天と地の狭間に輝きを誇る美の「マジかよ!? それじゃあサガとカノンて双子のくせに経験値も、ちんこのデカさも違うんじゃね!?」

このミロの疑問が双子間の今迄蓄めに蓄めた様々な確執に火を付けた。

「フッ、何を当り前な事を抜かすかミロよ!
この、神に最も近い男と言われた私と、ただ股が緩いだけの愚弟とではどこもかしこも違うに決まっているであろう!! 」
「誰が股が緩いだとこのヤリチン教皇!権力に託けてヤルだけのパワハラ万年背面座位男!」

このカノンの台詞に魚介類は
『確かにサガは玉座で背面座位が多かった!』
と、何度も無言で頷く。






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