プロポーズ





「銀時、もうやめときなさいよ」


「おー」




俺のデスクには苺牛乳やパフェ、ケーキにドーナツなど甘い物達が沢山並んでいて、そのデスクの前には呆れた表情を浮かべる彼女の姿があった


って言っても一度食い始めたらとことん満腹感を感じるまで食わなきゃ気がすまねぇから明日食べようと思ってたアイスに手を付ける



「だめ!」


「…ちっ」



アイスにスプーンを刺した所で夢子に取られて俺は思わず舌打ちを漏らした

深く溜め息を吐いた夢子は冷蔵庫にアイスをしまったあと言う




「お医者さんに制限されてるでしょ」


「医者がなんだってんだよコンチクショー」


「このままじゃ早死にしちゃうから」


「銀さんはそんな簡単に死ぬほどヤワじゃありませんー」


「真面目に聞いてよ、真面目に話してるんだから」




もう一度更に深く溜め息を吐き、デスクに両手をバンッと強めに置いた。俺は少々驚く。だがこのあと更に驚愕の言葉が降ってくることになる





「結婚しよっか、銀時」


「あァ?結婚?いいけど、…って結婚!?」




夢子の急な逆プロポーズに驚き、目をシパシパさせた俺。




「このままじゃ一生一人でしょ?そしたら食生活どうすんのよ。パフェばっかりじゃ完璧死ぬよ?」


「じゃ、パフェだけじゃなくてケーキも食べる」


「あんたバカ?バカなのね?」


「おまっ、プロポーズ相手に向かって『バカ』はねぇんじゃねーの?」


「バランスの良い食事が大切って事よ!」




今まで夢子のこんなに真面目な顔を見た事は無かった。迫られるような彼女の言葉と雰囲気に圧倒される




「それにもし倒れたりしたら看病する人が必要でしょ!」


「それは新八に…」


「うっさァアアい!」




パシーンと室内に渇いた音が響き、俺は胸ぐらを掴まれていた


また怒鳴られるのかと思って軽く目を瞑ると夢子は一度小さく笑い声を漏らし、




「私をお嫁にしなさい」






「は、はい」と頷いた俺。夢子が笑って頬にキスをした





上から(目線)プロポーズ。




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20100618 23:51

…逆プロポーズ(゚Д゚)!!

なんか久々に書いたら
凄い事になってしまいました
すみません、017様…。
しかも大分遅くなって
しまい本当にすみません!

キリリク有り難う御座いました!




Thank you to reading!

rena ayasaki







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