サソリの父親とデイダラの母親が再婚し、二人がいきなり同じ屋根の下で暮らすという妄想が降臨しました。現パロです。



小学生の頃に母親を事故で亡くし、父親に男手ひとつで育てられたサソリは、ある日父親に付き合っている女性がいるという話を持ち掛けられた。最初は戸惑ったが、父の幸せそうな顔で話す姿と、母のいなくなってしまったお前を不安にさせるのは申し訳ないという話に、首を横に振る訳にはいかなかった。
父の話を聞くに、あちらにも一人の息子がいるらしい。偶然にも同じ年齢で、仲良く出来るといいんだがと父はそれなりに心配していた。まあこれから一緒に暮らしていくんだ、どんなヤツだろうと我慢しなくちゃいけない。面倒くさそうなヤツじゃないといいが…。

対面の日、これから母親になるであろう人の顔も、この日初めて見る事となった。
長い金の髪を括り、快活そうな女性。年齢も母親が生きていれば同じくらいだろうか。明るく元気に挨拶をしてくるが、人見知りをする方のサソリは軽くお辞儀をするのみ。
その女性の傍らには、よく似た長い髪をもつ同年代の少年。サソリはふいに彼と目を合わせるが、すぐ様逸らし心を開こうとしない。
しかしそんな互いに気まずい状況の中、彼が放った一言が場の空気を変えさせた。

「母ちゃん、女と一緒に暮らすなんて聞いてねーぞ、うん!」
「えっ」
「あ」

一瞬の静寂。サソリの父親は、何故か表情に焦燥を浮かばせオロオロする。それもそのはず何せサソリは…。

「テメェ…誰が女だと…?」
「ん…うん?声、おとこ……えっ?」
「ケンカ売ってのかテメェ!」
「わあーーー!!」
「あっこらやめなさい!」
「デイダラ、ちゃんと説明したでしょー!」

第一印象、最悪であった。父親の息子サソリ。母親の息子デイダラ。
ちぐはぐな二人のどたばた生活の始まりであった。


この妄想も爆発しまくりでですね…旦那とデイたんを家族の関係にしたら面白そうだ。でも容姿全然似てないし、だったら再婚した親の子供にしたらいいんじゃない?→妄想加速というきっかけです。
上の文は旦那寄りとして書きましたが、デイたん寄りで書くと、母親に恋人ができ結婚するという事を素直に喜んだタイプの子です。
あちらにお前と同年代の子供がいるという話も勿論聞いており、ちゃんと男という事も聞いていたはずなのですが、顔の印象で女じゃん!と思い込んでしまって(笑)顔見た瞬間綺麗で一瞬ドキッとしたのは、デイたん本人も気付いていなかったらいい。しかし女と勘違いし、それは彼にとって地雷であったためケンカから始まってしまったとw

そして始まる訳ですよこの二人のひとつ屋根の下での生活が!
新しく家を建てた四人家族。それぞれの部屋が与えられて、プライベートはきっちり守られています。もう家での食事風景とかね、お風呂とかね。妄想しまくりですはふはふ。
特に浮かんだのはお風呂事情で、夜母にお風呂に入る様促されているのに、趣味に夢中になりなかなか入ろうとしない二人。時間だけが過ぎ、お母さんが入る時間がなくなるからもう二人で入んなさい!と半ば強制的に一緒にお風呂に入るはめになるのです。
勿論、何でお前と入んねぇといけないんだ。それはこっちのセリフだ、うん!と仲違いな二人。それでも旦那の白い肌に無意識にドキッとしてたり、二人で入ると狭い浴槽で蹴り合ってたりwそれで静かに入んなさい!と母親に怒られていたり。いやー可愛いなー。
とにかく、四六時中ケンカしてたらいいよ!ケンカする程仲が良いってね。

学校も元々デイたんが通っていた学校に転入する事になって、似てない兄弟として話題になってたらいいな。旦那は頭が良くて、それでも注目集めてたり。学校風景もポコポコ妄想が浮かびよる。

旦那は父親そっくり、デイたんは母親そっくりっていうのも地味にツボです。
旦那のお父さんは、公式のあの姿です。旦那をおじさんにして顔を優しくしたあのね。
デイたんの家族は原作で描かれていないので、こっちは完全妄想なのですが、デイたんと同じ前髪を片方に寄せて長い金髪をポニテにしている姿を想像しました。完全にいのとか言わないで下さいwというかそれでもいいですw
明るくハキハキしていて、怒る時は怒る。それでいて子供にとっても愛情深い、良いお母さんだといいなぁ。
この二人の出会いは、職場の取引先として偶然出会い、仕事の話と共に家族の話になって似た境遇という事で盛り上がり、恋愛に進展したという設定です。旦那のお父さんの方は、事故で亡くした妻を忘れた訳ではない、でも前に進まなければいけないという、優しさの中に持ち合わせた強さに押され、デイたんのお母さんに交際を申し込んだという気持ちの流れです。
一方のデイたんの家族は、父親は今も健在であるが、他に女を作っていた事が発覚し母から父親に対して離婚届けを叩きつけた。あの時毅然としていた母であったが、内心悲しんでいた事をデイは感じ取っていた。そして何よりも、母の幸せを願っていた。そんな強くて優しい子なのです。

デイダラと父は、そんな似通った所を持っていた為か仲良くなるのはとても早かった。リビングで話し笑い合う光景は、まるで昔からの父子の様で。
反対にサソリと母は、時間が経ってもその微妙な距離感を拭えないでいた。母は自分なりにサソリに接するもどこか素っ気なく、家族という感じではない空気感があった。
どちらかというと、お母さんっ子であったサソリ。仕事で夜遅い父親より、いつも一緒にいてくれた母親に愛を感じていた。そして母がいなくなり、突然新しい女性が母親になるという事実を聞かされ、あの時よりかは幾分か成長したサソリでも、心の根底にはどこか引っかかりを覚えて、うまく接する事が出来ないでいた。
勿論、仲良くしたくない訳ではない。接し方が分からない。そんな問題に、デイたんが力になってくれたらよかないですか。デイたん出来すぎた子か(笑)
最終的には、旦那が「お母さん」と呼んでくれたら何このハッピーエンド感。いいなーいいなーかなりストーリー性を感じるな。



※背後注意の内容です。ほのぼので終わりたい方はここから下は立ち入り禁止です。

さて、これまではほのぼの家族ライフとして描いていきましたが、いやんな方向に持っていくのもまた一興ではないでしょうか。
男で年端もいかなくて、家族で。禁忌が何重にも束ねられていて興奮割り増し。
初対面の時に、デイたんにドキッとさせたのはこういう展開の伏線だったのです(ドーン)
最初は仲悪くてけっこうなのです。思春期特有の素直になれないあの感じね。女発言も照れ隠しだったらいいよね。
家の中で見る旦那の不意な仕草にドキッとしていたり、何見てんだよと言われたら、みっ見てねーよお前なんか!とツンツンしてたらいいさ。
そして洗濯物に紛れ込んでいた旦那の衣服とかを使って、ちょっといけない事もしちゃってたらいいよ…!ああーかわゆす。
あんなに反発していたのに、突然告白紛いの事言われて、一切気持ちのなかった旦那はどぎまぎして、迫られちゃって親が帰ってくるとまずいからなんていうドキドキ展開ああ妄想止まんない。
親に隠れて二人でいけない事してたら興奮する。こういう時家族って関係が厭らしく感じますよね。
夜中に旦那の部屋にデイたんが忍び込んで、体弄られたり声ガマンしてとうとう最後までしちゃったら…グッとくる…ふぅ。

妄想で終わらせちゃうのは勿体なかったかなこれ。ちょっと文として書きたかったかも。
家族設定デイサソ、我ながらよかった!今年一床バンバン叩いて萌え滾る妄想だったかもしれない。


16/11/08 23:21 [cate.妄想]

(追記)
誕生日的に、デイたんが兄、旦那に弟になりますか…。また妄想が捗るぜ。



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -