近頃デイたんが可愛くてしょうがない。元々可愛さ満点だったのは認めている、だがここ最近デイたんが可愛すぎてヤバい。連載書いているから愛着が湧いているのも事実ある。

しかしその可愛いと思う行き先はあらぬ方向へと向かっていっている始末。つまりは、可愛いから泣かせたい。可愛いからイジめて泣かせてやりたいという欲求が沸々と。
デイたんは基本いじっぱりで反発する子だから余計にそう思うよね。旦那と似た様なとこあるし自分の性格面でもそうなってしまう訳で。
泣かせたいよーデイたんーギャン泣きさせてーー。

この前浮かんだ妄想ですと、まあお約束のご都合主義で旦那とデイたんと三代目が一緒にいる訳ですよ。デイたんは旦那が好き、だけど旦那は三代目が好き。ベクトルにすると三←サソ←デイですね。
三代目とお付き合いの関係でしたが諸々の事情で離れ離れにならなくてはいけなくなり、気持ちはあるのに別れる事となってしまった二人。その後にデイたんと関係を持つのですが、デイの事は好き…でもやっぱり思い出してしまうのはアイツの事で。そういう感情は一切出さなかった旦那、それでも変な所で勘の鋭いデイたんに見透かされ、問いつめられて前の恋人の事を語る。
もう終わった事だ、笑顔でそう言うもそれもまた無理していると分かってしまう。旦那の事は大好きだ、だけど旦那の幸せを考えると…そんな事を考える様になってしまった。

それは突然訪れた。旦那の元から去っていったはずの三代目が二人の目の前に現れたのだ。
吃驚して、信じられなくて、つないでいた手がギュッと強く握り返され次第に熱くなっていくのを感じて、見た事もない眼差しで向こうの彼を見るその顔で…デイダラは思い知ってしまった。
行けよ。嘘みたいな優しい声でそう伝える。
穏やかな表情で、好きなんだろ…オイラの事は気にすんな、旦那の好きな様にしたらいいよ。そう、言えた。
あまり感情を出さなかったサソリが初めて、泣きそうででも堪えて、隣りにいる相手以外に向けられた嬉しさをも堪えて、それでも零れてしまう言葉に出来ない顔をして、ありがとう、と告げてその手を離した。
走り寄り、抱きついてその小さい体を抱き寄せる大きな体。本当の相思相愛に辿り着いた二人の邪魔をしちゃいけないなと、デイダラは静かにその場に去っていく。

だけど、本当は渡したくなかった。オイラだってサソリの旦那が大好きだった、大好きだった、大好きだった!悔しい、旦那を幸せにする事が出来なかった。オイラには出来なかった。オイラという人間じゃ出来なかった。悔しい、悔しい、悔しい。本当に死んでもいいくらい…大好きだったのに…。
独りの世界で泣くデイダラ。泣きじゃくる、クシャクシャに顔を歪めて、地面をポタポタと濡らして。鼻が垂れても情けない程に涙が溢れて、頭が病気みたいに熱くなっても泣きやめなくて。声だって抑えられない、怪獣の様な泣き声を辺りに響かせて。いい歳なのに格好悪いのにこんな泣き方したくないのに、止まらない。
……ジブリの千尋やらサツキちゃん級の本気泣きをして下さいデイたん!!!!!!!!


すみません、本気文と素の境界線があやふやな妄想でした。
この妄想だと完全に旦那と三代目が悪者ですねw罪な人達や…。
とにもかくにもデイたんを泣きじゃくらせたかった。生半可な物ではなくてもうヤベェってくらいのガチ泣き。
あーもう可愛いよデイたん可愛いよデイたん。子供みたいにほっぺた赤くして「うわあああああああああああん」て泣いて欲しいです。わー可愛い。
あ、デイたん可愛い可愛い言うてますが旦那が最強だからね、デイたんは勝てないからね。そこは弁えなきゃ駄目だよデイたん。
そう言っていると、段々旦那も泣かせたくなってくる。…デイたんの立場になった旦那、ハイさいかわ。


16/02/23 20:37 [cate.妄想]





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