世界観ぶっとびまくり、キャラ崩壊しまくり。
それでもオーケーという人はスクロールでどうぞ、現パロです。





一軒家で家族と何事もなく過ごすデイダラ少年高校生男児。そんなある日、隣りに越してきたのは若い新婚さんのお二人。学校が休みの日にたまたま母親がその奥さんと玄関先で挨拶をしているのを耳にし、最初は何の興味も抱かなかった。夕飯の時間に話題にちょっと出るくらいで、母親が可愛らしい奥さんで何でも旦那さんは有名な会社の有望株らしいのよーと噂で聞きつけた話をペラペラと話すのを右から左へ流す程度。
またある日の事、学校へ向かおうと歩道を歩いていた先に見つけたのが、噂の若奥様。赤い髪と白い肌、華奢な体に美しい顔立ち。これは噂になるのも分かる気がする。隣りに住む一人息子だと分かったのか笑顔でおはようと挨拶をするその人。思春期真っ只中の彼は突然の事に照れつつも…ざっす。と小さく呟いて足早に通り過ぎる。始めはそんな関係だった。

日は過ぎてまたとある日。うっかり家の鍵を忘れてしまったデイダラは学校から帰ってきて途方に暮れるばかり。家には誰もいない、親も遅くまで仕事。困り果てていた所を、買い物から帰ってきた噂の奥さんが見つける。
どうかしたのか?話し掛けられた事に吃驚しつつ事情を話すと、うちに上がらないかとまさかのお言葉。自分の家と隣りの家を見比べてこんな豪邸に入っていいのかと戸惑いつつも、玄関前で待っていてもしょうがないのは確かなので恥ずかしがりつつも新婚さんの家へとお邪魔させてもらう事となった。

豪華な新築、綺麗な部屋、美しい人。人生経験不足な十代の少年にはガッチガチの緊張の解れない環境。それでも奥さんはそんなに硬くなるなと穏やかに話し掛けてくれた。自分とは違う世界の人間だと思ったけど、そうでもないのかなとちょっと気を緩める。
てっきり専業主婦なのかと思いきや、結婚する前は自作の彫刻品を作る駆け出しの芸術家だったと話された。だけど今の旦那さんに見初められ、生き甲斐だった作品作りが出来辛い状況になってしまったと本音を零す。実はデイダラ少年も粘土で作るアートが得意で、それでも同年代でなかなか話の合う相手がいなく、近しい分野でもいいから話相手が欲しかった。何という巡り合わせ、今は二人だけの空間で誰にも邪魔される事なく語り合った。同意する所もあればこれはこうだいや違うと反発する意見もあり、熱の入った本意の語りは二人の距離を大きく近付けさせた。
日が落ちる頃にはすっかり暗くなり、デイダラの親も家に帰ってきた様子。また一緒に話してもいいっすか?と帰り際に訊いてみると、勿論。と愛らしい笑顔も向けて返事をしてくれた。もう隣りに住む奥さんではなく、サソリさんと名前で呼ぶ関係にまで至っていた。

興味の合う良い話相手が出来た、純粋に嬉しかったデイダラはルンルンで自室で寛ぐ。
日を跨ぐ時間、そろそろ床に就こうと電気を消して寝ようとした時、ふと自室の窓の向こう側の光景が視界に入る。薄暗い灯りに照らされた隣りの家の部屋の窓から見えたのは、夕方に話したサソリと…その旦那であろう長身で黒髪の男。何だか唯ならぬ雰囲気、そしていきなり男がサソリの腕を掴み無理矢理キスを図ろうとしている。交わされる口づけ、サソリの方は乗り気じゃないのか拒んでる様にも見えた。だが体格差のある二人、男がサソリに一方的に迫り、あろう事かそのまま強引に服を脱がせに掛かっている。
そんな場面など生まれてきた中で一度も見た事のないデイダラ少年は驚愕しつつも、それから目を放す事が出来ない。そんなデイダラに見せつける様に、大きな窓辺にサソリを追いやり、窓から丁度見えない角度でやり取りされている厭らしい行為が続けられた。あの時の会話をした笑顔からは想像もつかない、サソリの快感に歪む顔。ビクビクと跳ねる体に甘い声を上げているであろう口が大きく開く。きっとこちらの人間など到底気が付いていない。
一際大きくビクついたあと、男はサソリを連れて部屋の奥へと消えていく。そんな過激なシーンを目の当たりにし、胸の鼓動が鳴り止まないデイダラ。自然と息が上がっており、下半身は目に見えて反応していた。せっかく気の合う相手が見つかったと思ったのに…あんなの見せられたらうまく顔を合わせられないじゃないか。上げてから落とされたデイダラ少年の苦悩は暫く続いた。

あの一件以降も何とか普通に話そうと努力したデイダラ。それでも限界はとうとうやってくる。相手は大人でエリートで男前のサソリを射止めたウルトラ超人。こっちは学生で頭も背も負けているデフォルト人間。絶対に敵わない…敵う訳がない…と分かっていても、想いは止まらない止められない。
「オイラ、サソリさんの事…好きになっちまったみたいなんだ……」
果たして高校生と既婚者は、一線を超えてしまうのか…?


といった所でお時間です。あとはご想像にお任せ。
エプロンでほうきの似合う若妻旦那が見たかった、ただそれだけ。子供の頃の天使がそのまま成長して毒のない天使が女神にシフトした感じの若妻旦那で、そんな若妻旦那がデイたんや三代目(名前さえ出てこなかった人)の毒牙に掛かっていればいいんやーていうだけの妄想でした。
若妻旦那ってややこしい、でも甘美な響き。
普通に男と男の結婚が成り立ってるのはスルーの方向で。そういうのが許された世界っつー事で。
エロ美しい旦那もええし、高校生でウブでも頑張るデイたんも可愛いし、そんな彼に嫉妬して本気で大人の力を見せつける三代目もいい味出してるし、なかなか滾る妄想だったァー。
誰か若妻旦那様描いてくれさい。キラキラエフェクト欠かさずに。


15/10/18 01:53 [cate.妄想]





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