最新61巻を読んでピンと来たので、長らくご無沙汰だった考察を書き綴っていきます。
かなり長くなりますよ。


うずまき一族は赤い髪が特徴と原作でも散々言われてきましたが、今回61巻で香燐がうずまき一族の血を引いているという設定が暴かれました。54巻で長門が赤い髪を持つうずまき一族の末裔という事も語られています。
そして、必然的に立てられる一つの仮説。同じ赤い髪のサソリはうずまき一族に当たるのだろうか。
私は正直に言って、そんな馬鹿なという否定派でした。赤い髪が特徴というのは50巻を越えてから出てきた言葉で、30巻から登場した旦那と数字的な意味で結びつかないと頑なに考えていました。勿論、先生自身がどの段階で特徴を考えついたかは特定出来得ないですが。先生の考える世界観まで考察に含むと途方もないし、今本誌で描かれている上で考えないと纏まりつかないですしね。そういう点で、私は否定的でした。

しかし、サソリと同時に香燐もうずまき一族否定派でしたが、末裔という覆りようのない公式設定が出されたという事で、これは旦那もあり得るのではないかという思考に至りました。
旦那がうずまき一族の血を引いていると仮定すると、色々な事柄に結びつくんです。

一つは、サソリが自らを傀儡と化した事。
人を材料に傀儡化させるという技術は、原作でも語られた通りサソリにしか出来ない所行。この世に彼しか成し得ない業という言い方も出来る。つまりは常人の出来る域ではない。
その上で自らを傀儡にする…生きた魂を物となった体を器に入れるという事は、更に…言ってしまえば奇跡に近い事かもしれません。
その奇跡が成功に至った要因として上げられるのは、サソリの生命力。どう言った過程で自分を傀儡化したかは明らかにされていないが、並みの体力と精神力、生命力では身が持たないと私は思う。恐らく生身から傀儡へと体を移し替える瞬間は、生死のリスクが非常に伴われます。
尾獣を抜かれた人柱力は死ぬと言われているのに、クシナは抜かれた上に九尾からの攻撃を庇い受け、八卦封印が発動するまで生き抜いたという、群を抜いた生命力が原作でも描かれていますしね。
だから、傀儡の体へと変わる工程、体の比率を考えると極めて小さい生身の核の部分で、倒されるまでの約20年間を生き抜けたのは、やはり生命力が強く長寿のうずまき一族の血を引いているのではないと結びつくのです。

二つ目に、サソリの祖母のチヨバア。彼女は傀儡にさえ命を吹き込む転生忍術の第一人者である。
その転生忍術、命無い物にも生命を与える事が出来る…つまりは他者に命を与える膨大な生命力を秘めているという事では。最も、自分の命と引き換えにという代償はあるが。これは、長年に渡り血が薄くなったとも捉えられます。

うずまき一族は、その卓越した封印術を恐れられ滅びたと言われています。生き残った者は各所に散らばり、身分を隠したとも言われています。
つまり、うずまき一族は自身を周囲に気付かれない為に名字を捨て、名前だけを名乗った可能性があるという事です。なので、うずまきの姓がなくてもうずまき一族の可能性は、無きにしも非ずと言えます。
うずまき一族は千手一族が栄えていた時代の昔の一族。例え高齢のチヨバアであってもうずまき一族の血を引いているという事実は、もしかしたら知らないのかもしれません。ナルトを見ても、そういった素振りは見せなかった訳ですし。
チヨバア様…今は高齢で髪が白くなってしまいましたが、昔は綺麗な赤髪ではなかったのではと考えると、ちょっと面白いですね。


以上、私の思考回路から求めた考察でした。尚、この考察に一切の実証はありませんので悪しからず。一個人の勝手な妄想です。

ですが…もし本当にいつか先生の口から旦那がうずまき一族末裔と伝えられたら、そこまで考えられている先生が凄い通り越して最早怖いですw
色々と辻褄が合ってくるんだもの…!やっぱ凄いよ岸影先生。


12/08/10 23:34 [cate.妄想]





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