今日の下着は何色?やだージャンルカくんってばー…なんて正直耳障りな甘い声が廊下に響く。ははは、だって可愛らしい君が身に着けてるものはすべて知りたいんだ……ってアイツはばかじゃないのかいっかい出直してくればいいんだ、お前は顔がイケメンだからその行動と甘々な口説き文句が許されるだけでお前がブサイクだったら今目の前にいる女達はお前をぼっこぼこにしてるん、
「#bk_name_2#すごい顔してるぞ」
『…フィディオ。』
「せっかくの可愛い顔が台無しだなぁ」
……どいつもこいつも。イタリアには口説くことが文化か!バンッと机を叩いて立ち上がる、フィディオはきょとんと可愛い顔をしてにっこりと笑う、ストレスは肌に悪いよ、誰がストレスの発現地じゃボケ!え、誰かなぁ?勝手に誰かさんを見てまさかの俺に八つ当たりってわけ?……うぅ。
どうやらフィディオにはばればれみたいで、あいつには全然気付かれてないみたいで。もどかしいなぁ
「やぁ#bk_name_2#、今日のぱんつは何色?」
『…、オブラートに包みなさいよ変態』
「包めば教えてくれるという理屈か」
『どちらにせよ教えないし』
「何故だ!」
『教えても得しないし』
「#bk_name_2#はさ水色とか…こう、爽やかな色が似合うと思うんだよな、ちなみ俺自身はピンクがベストだけどさやっぱその人その人に似合ったぱんつじゃないとね下着は悪魔で女性のボディラインを引き立てるものだ!うん、やっぱり#bk_name_2#は水色が似合うな、よし今から買いに行かないか」
『誰が行くかぁあああああ』
「全く照れ屋さんだな」
『お前可笑しいよ、頭可笑しいよ』
隣ではいつのまにか居たマルコが仲良いよなーと笑っていたけどそれはないと断固する、コイツはただ女の子が好きで私も女の子だから興味があるだけ。
と分かって居ても今日の学校帰りに水色の下着を買いに行こうと試みる私は末期症状、惚れた弱味なのね。
ジャンルカ
「大丈夫、分かってるからさ」
『は!?』