なんとか記録を残したボール投げ
今はあの幸薄少年が挑戦してる…けど

「個性を消すって…何も今やらなくても…」

これって測定妨害で訴えられないの…?なんで先生あの子にそんなこと。やはり幸薄なのか…。
なんかゴチャゴチャ言ってるみたいだけど、もうこれ以上彼を虐めないで!地味君のライフはゼロよ!


「彼が心配?僕はね……全ッ然」
ダレキミ

「指導を受けていたようだが」
「除籍勧告だろ」
「ッ!わかんないよ!頑張れって言ってるのかもしれないじゃん!!」
「あ?んだオメ」

っこわ!不良君の言い方にイラっときたからつい噛み付いちゃったけど、さすが不良、睨まれただけで私泣きそ…


S M A S H !!


「すごっ!」


なにあれめっちゃ飛んだ!凄い凄い!なんだよやるじゃ…ん?


「やっとヒーローらしい記録だしたよーー」
「ケガ…してない?」
「指が腫れ上がっているぞ 入試の件といい…おかしな個性だ……」
「スマートじゃないよね」

そっか、今まで個性使わなかったのはリスクがあったからなんだ。あんなに凄い力だもの、ノーリスクだったらただのチートだ。


「大丈夫かな?一回保健室に連れてった方が…」
「どーいうことだこら ワケを言えデクてめぇ!!」
「うわああ!!」

うわあああ!!逃げて!逃げてぇ!!!不良が爆破しながら暴行を加えようとしているーー!!
飛ばすッ?もうあの不良どっかに飛ばしちゃう!?

テレポートさせようか悩んでた時に先生が止めてくれた。個性を消す個性って敵を捕獲するのに最適ね!さすがプロヒーローかっこいい!!


その後不良少年のご機嫌がとてもよろしくなくて凄い怖かった。始終舌打ち、怖い。


そしていよいよ結果発表…多分除籍は免れてるはず…


「ちなみに除籍はウソな」

!?

「君らの最大限を引き出す 合理的虚偽」
「はーーーーーーー!!!!??」
「あんなものウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…」

「ウソだ。絶対本気だった!あの目はマジだった!それに、21人のままでいいの!?」

別に誰か除籍されて欲しいワケじゃないけど、それでいいのか雄英高校!

「21人なのには理由がある。もちろん今後減るかもしれんがな。」
「なにそれ怖い」




色々ありすぎて凄い疲れたけど、なんとか体力テストは終了した。
順位も良くもなく、悪くもなく…まぁぎり1桁だからよし!



「疲れたねー」
「ね、今日初日なのになんでこんな…この先うまくいけるかなぁ」
「大丈夫だよ!一緒に頑張ろ!」


お茶子ちゃん…いい子…


「あ、…おーい!お二人さーん!駅まで?待ってー!」
「(フリーダム!)待って、お茶子ちゃん!」

あの前にいるのは眼鏡君と幸薄君?

「君たちは、∞女子とテレポート女子」
「(∞女子!?テレポート女子!?)えと、ミョウジナマエです。よろしくね。」

お互いに軽く自己紹介して一緒に帰る。ええと、飯田君と緑谷君。あとついでにあの不良は爆豪というらしい。緑谷君はかっちゃんって呼んでるから結構仲いいのかな?
緑谷くんはお茶子ちゃんに気があるのかな?それとも女子に慣れてないのかな?
とりあえず友達が増えてよかった。

明日も頑張ろう。


あいさつは大事よね
よろしく、これから始まる世界


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