「…今日も?」
「当然だ」
焦凍が焦らすような手つきで私のブラウスをなぞる。
学校帰り、私の部屋で課題を済ませた直後のことだ。
共働きの両親は今日はどちらも遅くなると焦凍も知っている。
家に二人きり、課題も終わらせ、その後やることは大体わかっていた。
テーブルの上には教材が開いたまま。
始まりの合図は焦凍からのキス
「脱いだほうが…いい?」
「いや、俺が脱がす」
「ん」
私の胸を2度、3度と持ち上げたり包み込んだり楽しんだ後、ゆっくりとボタンに手をかけられる。
普段は意識していないのに、ブラウスの生地の薄さが気恥ずかしく感じる。
「あっ、」
片手で器用に上からボタンを外していくと思ったら、左手がスカートからブラウスをたくし上げ、中に侵入してきた。
横腹と背中をひと通り撫で回し、ゆっくりとホックに指をのばし呆気無く外される。
「(男の子ってホックとかすぐ外せるもんなの?…なんか手馴れてる気がする)」
「考え事か?随分と余裕だな」
「え、あっ!」
ほんの一瞬気を逸らしただけで焦凍に気づかれる。
はっとした時には既にブラウスははだけていて、下着も浮き意味をなさない状態だった。
流石にこの状態は恥ずかしい
考えるよりも先に両腕で隠そうと腕を伸ばすが、焦凍に読まれていたのか簡単に押さえつけられた
「隠すな」
「は、恥ずかしいよ」
「慣れるためにしてるんだろ」
こんなの、いつまでたっても慣れる気がしない。むしろ焦凍は何故こんなにも平然としていられるのか…
せめて部屋をもっと暗くするべきだった。
カーテンは一応閉めてあるものの、課題をしていたために明かりは点けたまま。気恥ずかしいってレベルじゃないぞ!
恥ずかしくて頭がクラクラしそう
「あ、あんまり見ないでっ…って、ちょっと!」
「…ン」
まだブラウスも全て脱げきっていない状態でいきなり胸にかぶり付いてきた
何考えてんの!信じらんない!
「アッ、ちょっと…服、まだ」
「無理、我慢できねえって」
あまりの勢いの良さにその場になし崩れ的に倒れこむ。
冷静そうに見えて全然冷静じゃなかったらしい。普段よりも興奮しているのか、手つきが荒い
右胸に吸い付き、左胸は手で遊ばれる
慣れているか、なんて私には分らないけれど、焦凍が熱を上げていることだけは理解できた
「ん、は、焦凍、」
「ハァ、ナマエ…」
夢中になって吸い付く彼の頭を撫でる。なんか、体の奥がキュンとする。
私、この人が好きだ
「ンッ、あ、やっ!」
暫くの間そうしていると、胸の中心を煽られる。感じたことのない痺れが脊髄を通って頭まで届く。
その刺激に身体が反応してしまう。それが無性に恥ずかしくて泣きたくなってくる
「や、まって、まって焦凍」
「ン、痛くはねえか」
「痛くは、ない…けどっ、ヤダ、へん、なるっ」
「それでいい、しっかりと感じとけ」
言うと、必要以上に刺激を強めてくる
いつの間に取ったのか、気づけば上半身は何も纏っていなく、彼の好きなように煽られていた
「はぁ、あ、あ、ン」
堪らず漏れる声が部屋の空気に溶けていく
頭の中が熱くてぼうっとするのに、焦凍が与える刺激だけは繊細に受け止める
両手で揉みしだき、舐めては噛み付きを繰り返す。
名前を呼べば、口付けをくれる。満たされてる感覚はしっかりとあるのに、それ以上のものを求めてしまうのは私が卑しいのか。それとも、焦凍がそうなるように仕向けているのか
「ン、あ、…焦凍?」
「………っ」
突然彼の動きが止まる、何かあったのかと彼を見ると随分と苦しそうな顔をしていた。
この表情は見覚えがある、焦凍が我慢している時のものだ
現に、先程から彼のモノが太腿にあたっている。最初は気にならない程度だったが、今では無視できないほどの猛りを見せている。
「ぅん、ふ、あ」
「はぁ、ナマエ…」
その場を収めるように長く深いキスを送られる。それだけでも頭が溶けそうで、涙が溢れてしまう
痛いほどに抱きしめられて、でもそれが気持ちよくて、私ヘンになっちゃったんだ、きっと。
「…はぁ、…出してくる」
「しょ、焦凍!」
いつぞやの時のように、1人で処理するために部屋を出ようとする彼
離れていく体温に酷い虚無感を感じた。
行かないで欲しい、そう思った時には既に彼を抱きしめていた
「…ナマエ?」
「わ、わたしが…するよ?」
「!」
轟焦凍のステップ3時には自ら進んで学びましょう
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