後書き




この話で何が一番書きたかったといえばカッペリーニを茹でる臨也です。

カッペリーニ。
フェデリーニでも、スパゲッティーニでもなく、カッペリーニです。響きが好きです。イタリア行きたい。そんでもってリゾットが食べたい。日本のお米はアミラーゼが多いのでどうしても粘り気が多くなってしまうのだとかっていう話を聞きました。リゾット談義についてはまたいつか。
日常とか非日常とか、静雄に無意識に依存する臨也だとか、静雄が戦争を止めるって言った理由とか、寝不足で痩せた臨也だとか、静雄の寝顔とか、静雄の寝相だとか、静雄の寝癖だとか、静雄の灰色のスウェットだとか、もっと詰め込むことが出来たんではないだろうかと今なら思えるのですが、カッペリーニを書けたので十分です。

実は今まで書いた話の中で、一番甘いのではないだろうかと考えたりしてます。
それから今回はいかに直接的な表現を使わずに、心情を表わせるだろうかとか色々考えたりしながら書いたのですが、見事に失敗してますね。淋しい淋しいって言いすぎです。

テーマとしては、現実からの逃避とそれに対する対処法、あるいは現実直視、とでもいいましょうか。後付けですが。イメージしたのは眠り姫です。姫ってキャラでもないよなあと思いつつ。

最初は4000字くらいだったので二部構成にしようと思ったら、修正に修正を重ねて一万字を超えていました。南無三。実は「ふたつの欠陥品」よりも長いです。












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