「愛しくも哀しい君へ」

お話の中では伏せましたが、秀徳vs洛山の試合後のお話でした。あの試合での緑間くんがとても印象的だったのと、テーマであった指先へのキスが「賞賛」ということもあり、試合後のやりとりの様子です。書き進めるうちに予想外になよなよした緑間くんになってしまいました。すいません。実はこのお話、考えているうちに設定がものすごく細かくなり苦労しました。憧憬との違いに揺れる緑間くん、夢主に想いを寄せ続ける宮地さん、周囲をなんとなく理解しながら見守るポジションのハイスペック高尾くんなどなど、連載1本書けるレベルです。機会があればぜひとも続きを書きたいです。

「小鳥と春のワルツ」

こっそりですが、憧れの人間論さまに提出したお話です。難しいお話になってしまいそうだったのですが、浮かんだアイディアから一転しこのようになりました。淋しいを古い恋、楽天的・進化を新しい恋とイメージしています。ジュダルくんはきっと、天然かつあざとさを兼ね備えていそうだなあと思いながら書きました。タイトルは何かほんわかとしたかわいいものがいいなあと考えていたところ浮かんだものです。小鳥は夢主とジュダルくんを、ワルツはふたりの和やかな様子を、春はそのまま穏やかな空気を当てはめました。最近はだんだんと暖かくなり、嬉しいですね。



2013/03/14 21:32



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