2013/08/16
ゆうなちゃんへ

ゆうなちゃんへ


偶然、仁王の答案用紙が視界に入った。本当、偶然。
数学ならまだしも、その答案用紙は国語で、しかも、俺よりも成績がいい。仁王は自分の答案を少し見て、すぐに机の中にしまった。そして、机に突っ伏す。

なんか悔しい。

国語のテストの点数が勝てなかったのもそうだし、最近仁王との試合で負けが続いていた。今まで、互角だと思っていたのに。

やっぱ、なんか悔しい。

テストの解説が終わり、間違いを訂正するために生徒が教卓に列をなす。少しだけの自由時間。周りは点数を比較してはしゃいでいる。
仁王は相変わらず寝たまま。

「おーい、仁王」

仁王の席の前の奴がちょうどいないから、席を陣取って仁王の頭をツンツンする。寝ているのを邪魔されて、仁王は不満げに顔を上げた。

「なあ、じゃんけんしようーぜ?」
「お前さん、理不尽じゃのう」
「授業中に寝てる奴に言われたくねーな!」

ニヤニヤ笑うと、仁王もつられて笑う。

「何でじゃんけん?負けたらどうなるん?」
「勝った方の言い分を一つ叶える!」

これなら、勝てる。昔じゃんけん大会で優勝したことあるんだぜ?この俺が負けるわけない。あとは運が味方してるか…!

「じゃあ、グー出すぜよ」
「え?」
「グー出す」
「いやいや、言ったら意味ないだろい」
「心理戦も面白いじゃろ?」
「受けて立つぜ!」

くすりと笑う仁王にイラッとする。俺は、負けない。

「「最初はグー!じゃんけん…」」
「「グー」」
「「あいこで…」」

あれ、仁王言った通りのを出してるな…なら、

「パー!」
「チョキ」
「ああああああああ!嘘ついた!」
「何でじゃ、次何出すとは言っとらん」
「…詐欺師」
「はいはーい、負けたブンちゃんは言うこと聞かんとな」
「なんだよ」
「目を閉じて」
「わ、わかったよ…」

ゆっくり目を閉じると、柔らかいものが口に触れた。
慌てて目を開けると、仁王がニヤニヤ笑っている。

「お、お前…口に…」
「さて、どうでしょう?」

まだまだ、こいつに勝てない。




(*´▽`*)
ゆうなちゃん、お誕生日おめでとう〜!!!
ゆうなちゃんには、いつもいつも素敵な絵に癒されて、ゆうなちゃんとのトークは楽しいし、そんでもって色んな所へ行って良い思い出がいっぱいだよ!
これからも、素敵なゆうなちゃんでいてください!!!
こんなやつですが、今後とも仲良くしてやってください☆

ニオブン、いちゃいちゃ、久しぶりにかきました///
同じクラス萌えがじわじわ来てます笑
いかがだったでしょうか?

ゆうなちゃんのみお持ち帰り可です。





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