片手で粉々になる恋でした

ゆっくり消えてくユートピア

転がる飴玉、泣くな少年

柔らかくて壊れてしまいそう

必死に掴んだ破片は手のひらに突き刺さり血を流すだけだった

我執は捨てた、後は君だけだ

ぴたりと固まった結晶のままでいたかったのに

木洩れ日を口に含んで笑う


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