Diary
ABは…?
※キャラがまだ掴めてないのでキャラ崩壊の可能性あり
「…そいえばさ、B子は好きな人がいるんだっけ」
旧校舎の古びた音楽室には私とA弥しかいない。
そんななか突然A弥が思い出したように私に訊いてきた。
「…え、あ、そう…だけど…A弥興味ないって言ってたじゃん」
興味ないって言われたの地味に傷ついたな…所詮、A弥にとって私の存在はそんなものだし今さら気にしたって仕方ない。
「いや、なんか気になって…僕に教えてくれないかな?」
A弥の口元が弧を描く。
あ、この顔はまた何か企んでる。
「……あんたはネタが欲しいだけでしょ」
それを噂として流すんでしょ、相変わらず悪趣味な奴。
「やだなー、そんなわけないじゃん」
顔が緩んでるし、噂を流そうとしてるのバレバレなんだけど。
ホントになんでこんな奴を好きになったんだろう。
「あんたは信用出来ないから無理」
懲りずに何度も私の噂を流したくせに。
「じゃあB子の好きな人を当ててみるよ」
「はあ!?無理無理!!」
恋愛に関して鈍感なA弥には無理に決まってる。
「僕、とか…?」
A弥がどこか試すような目で私を見つめる。
「ば、バカじゃないの。A弥のこと好きなわけないじゃん!!こんな根暗な奴、嫌いよ!!自意識過剰なんじゃないの!!」
本心とは真逆な気持ちが私の口から言葉として出される。
違う、私はこんなことが言いたいわけじゃない。
「うん、冗談。」
「へ…?」
A弥の言葉にさっきまでの興奮が冷めていく。
「B子、焦りすぎだよ。可能性として高いのはC太かな」
やっぱコイツは鈍感で人をむかつかせる天才だ。
「ホント、あんた…ムカつく。」
「それはどうも。誉め言葉として受け取っておくよ」
「…バカ!大嫌っい!!」
私はカバンをA弥の顔面に投げつけ音楽室を飛び出した。
途中、廊下でD音に声をかけられたがそれも無視した。
しばらく走ってから立ち止まって後ろを振り返ってもA弥の姿はなかった。
「……バカ、」
心のどこかでA弥は私を追いかけてくれるんじゃないかって期待してた。
でも現実は少女マンガのように都合よくなくて私はその場にしゃがみこんだ。
「A弥なんて嫌い、大嫌い」
何度も何度もそう呟いても思い出すのはアイツのことばかり。
――この思いは報われないのに――
A←BっぽいけどA(→)←Bだったらいいよね。
AB書きたい…
練習しようかな…小説とマンガを読み直してこようかな…。
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2013/04/29 (13:36)