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やばい!やばい!!
やばいっつーか、まずい!
勃ち上がってきてしまった自分の股間を隠すために、晴紀のモノを啣えたまんまで腰を後ろへと引いた。
頭を撫でていたはずの手が、耳を掠めて頬へと触れる。
「…伊武騎」
しゃがれた声で名前を呼ばれて顔を向けると、艶っぽい表現の晴紀と目があった。
なんだか気恥ずかしくなってきて片手で晴紀のモノを握ったまま口を離す。
自分の唾液なのか、晴紀の先走りなのか…唇を離したときに口端から銀糸が垂れる。
「ん、ふぁ…晴紀、気持ちぃ?」
優しい手つきで陰茎を揉みながらそう聞くと、少しだけ悔しそうな顔で頷いてくれた。
「へへ…出してぇ?」
「イかせてくれるの?」
俺がリードしてるのに、晴紀が余裕っぽくしてやがるから調子狂う。
先端を右手の親指で弄りながら、左手で自分のズボンとボクサーパンツを下ろす。
「伊武騎の中でイキたいな…」
耳元で囁かれて思わず握っていた手を離した。
「な!中でって…」
「あれ?伊武騎も勃ってるよ」
「っ、言うなよ」
やばい…段々、晴紀のペースになってきてる。
晴紀が一言喋るたびに、身体が疼いて熱くなってくるのを感じる。
「ほら、自分でお尻解して」
「ん、んんっ」
まるで魔法にかかってしまったみたいに、晴紀に言われるがまま自分のアナルへと手を伸ばす。
晴紀の先走りがついた指の腹で、まだ硬く閉ざされた蕾を撫でた。
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