03






目尻の当たりに軽くキスを落とされた。
いまだに自分のちんぽを握ったまんまだった手を外されて何をされるかと思えば、ちょっとだけ萎えかけていたちんぽがパクリと凜太郎さんの口内へと入ってく。

「ちょ、やめっ……っ、ふ」

ありえない!ありえない!
フェラチオなんて今までセックスした女の子に一度もさせたことないのに、出会って間もない男にさせてしまった。
いや、させたというか…されたって言うのが正しい。

「はっ、ア…ッ、っ、ん」
「すっげ。我慢汁だらだら」

吸われたかと思ったら先っちょの穴を舌でグリグリと抉られて、止めさせようと凜太郎さんの髪の毛に指を絡めたら根本を指で擦りながら唇で扱かれた。
ぬるぬるとした口腔に包まれて気持ち良い。

「吸ったら…ふ、だめ……はっ、は、ぁ」

さっきのオナニーから一度もイってない俺はもう限界で、ちゅうちゅうとキツく吸われて軽く甘噛みされたらもう我慢出来なかった。
部屋の隅で妖艶な笑みを浮かべた先輩と目があった瞬間に、俺は内股を痙攣させながら射精する。

「あっ、ん…ふ、っ、ッ」

断続的に出る精子をぼんやりと眺めていたら、腰の下に枕を入れられて太ももをぐいっと捕まれた。
そして左右に押し広げてまじまじと誰にも晒したことのないお尻の穴を見る凜太郎さん。
抵抗しようにも、射精したばかりの気怠い身体では抵抗らしい抵抗もできず、されるがままの俺。

「乳首もピンクだったけど、ここも綺麗な色してる」
「やめて、くださっ…ひぃ」

くにくにと確かめるように入口を触られて肌が粟立つ。

「気持ち悪い?」
「よく…わかんなっ、ッ…恥ずかしい」
「ん、気持ち悪くないんなら大丈夫」

お尻を凝視されているのを感じて頬が熱くなる。そんな処をジッと見られてるなんて堪ったもんじゃない。
両手で覆うようにしてソコを隠すけど、ぺちんと手の甲を叩かれて払い落とされた。
ニッコリと相変わらず爽やかな笑みを浮かべた凜太郎さんと目が合った瞬間、視界から凜太郎さんが消えて、あろうことか尻に顔を埋めてベロリと穴を舐め始める。

「や、やめ…ッ、ふ、はァ」

襞の一本一本を丁寧に舐めてから舌先で入口を突く。
くちゅくちゅと卑猥な水音を響かせながら凜太郎さんの舌が中へ入り込んできて浅い部分を何回も出入りして、無意識に腰を振ってしまった。
唾液を中に注がれるように舐めて、果ては舌で拡げられたり啜られたりと縦横無尽にいじくられる。

気持ちいいのかなんなのかわからずにビクビクと動く腰を止められないまま、甘く痺れる下半身に抵抗する気も消え失せた。

凜太郎さんから与えられる刺激を享受していると、ぬちゅ、といういやらしい音を立ててお尻に指が入れられた。

「ふッ、なに…ン、く、ッ、ふっ」
「うわ…狭っ、きゅうきゅう締めてくるね」

ぐずぐずに蕩けた状態の穴にぬぷぬぷと奥まで拓くように指が進んでいく。
一本だけ突き入れた指をゆっくりと抜き挿しされると、変な感覚が全身を襲う。

「はっ、っ、だめ…ふぅ、ッ、ひぁ、ん!」

急に中の一点を掠めた瞬間、今までにない快感が身体を突き抜けてちんぽからびゅっと精液が出て、目の前にいた凜太郎さんの顔にかかった。
けど、顔射したことを謝る余裕もなく、中に入ったままの凜太郎さんの指をぎゅうぎゅう締め付けながら訳のわかんない快感に怖くなって固まる。

「後ろだけでイっちゃったね。でも、まだおちんちんから涎垂らしてる……淫乱だね」
「や、今の…ッ、ひぃ」

混乱している俺を無視して指を増やした凜太郎さんはさっきのゆっくりとした動きとは打って変わって、ぐちゅぐちゅと激しく指を動かす。
しかも、さっき変な感覚になった中のしこりを中心に擦ってくるもんだから、ちんぽがまた元気を取り戻してダラダラと我慢汁を垂らして喜ぶ。


 



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