06






「俺も…そろそろ、やべっ」

散々弄った胸から顔を離してから、投げ出されている宏樹さんの膝裏に手を差し込んで自分のモノを奥の奥まで押し込む。

「んァ、深いぃ…だめっ、い…あっ、あっ、あぁん!みなみ、ぃ」
「気持ちい、よね。…はっ、ちんぽ勃ちっぱだし…イキたくてぱくぱくしてる」
「や!ひぅん…ッ、イクぅ、出した、ンン、出したいぃ……ひッ」

腰をゆっくりと後退させてずるずると一度性器をギリギリまで引き抜いてから、また奥まで叩き付けるように突っ込む。
それを何回も繰り返していると、宏樹さんも限界が近いのか許しを乞うように、出したい出したいと連呼する。

「ん、俺もっ…イキそ……中に」
「アぁあ、中、だめッ…あっ、あっ、あぁっ、ッうあ!ンン、ぁ」

ラストスパートと言わんばかりにガツガツと腰を振りたくりトロトロになっていた中をかき回して、一番感じる前立腺を突きまくってやれば、身体を痙攣させながらいとも簡単に宏樹さんは精液を吐き出した。
その瞬間にアナルがきゅうきゅうと締まる。宏樹さんが射精してから一呼吸おいて、抜かないまま中へと精液を注ぎ込んだ。

「あぁあ…なか、熱いよぉ……んッ」

全てを中に出し切りたくて、射精しながら数回腰を振る。
長い射精が終わった俺は、まだ心地好く締め付けてくる尻から抜かないまま、意識が朦朧しているらしい宏樹さんの上に倒れ込む。

「さいこー…中、気持ちよすぎ」
「あ゙…お前、さっさと抜けッ……して、手ェ外してから出てけ」

だんだんと正気に戻ってきたのか、さっきまで可愛らしく喘いでいたとは思えないようなどすの利いた声を出す。
とりあえず、忘れかけていた手の拘束を解いてあげると痺れているのか少しだけ動かしてから床に投げ出していた。

「抜くのは無理。つーか、離してくんないのはそっちだし」
「ふざけ……ッ、あん」

少しだけ揺すれば、敏感になってしまっている身体が反応するのか小さく喘いで恥ずかしそうに睨んでくる。
まあ、怖くないけどね。

「あ、そだ。宏樹さーん、付き合ってください」

こんな状況だけど、今日の本来の目的でもある告白。

「ありえん」
「…好き、マジで惚れてる」
「俺は、強姦野郎なんか嫌いだ」
「愛しちゃってんだけど」

拒否の言葉を並べて目を逸らす宏樹さんの耳元に唇を寄せて、めげずに愛の告白を続ける。

「うるさい」

照れているのか、俺の口を両手で塞ぐ。

「俺は……俺は、お前みたいな奴、大嫌いだ」

耳まで真っ赤にしている姿と、きゅんきゅん締め付けてきているアナルがもう全てを物語っていて、大嫌いと言われたのに俺は自然と口角が上がった。


 →



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -