05
まさか大の大人の男が泣き出すなんて思ってもみなくて、尻穴をいじくっていた指を焦って引き抜く。
「ごめんなさい！…ケツ弄られんのそんな嫌だった？」
「ん、ふ、当たり前だ…あほ」
いまだに涙が止まんないのか、しゃくり上げながら文句を言う宏樹さん。
いくら俺がサドであるからとはいえ、泣いている人間を無理矢理犯す趣味はない。…気持ち良すぎて生理的に泣くのは別として。
「泣くほど嫌？」
「嫌っつーか、気持ち良すぎて…怖い、から…やだ」
身体を小刻みに震わせていた宏樹さんが顔を真っ赤にして身体だけではなく声までも震わせて呟いた言葉を、俺の地獄耳は決して聞き逃さない。
「マジで宏樹さんが悪い」
「え？なに……アッ、ひっンン！あぁ、や」
「くっ、力…抜いて」
「無理ぃ、はぁん…ン、ッ」
気の抜けていたところに、既にガチガチに完勃ちしていたちんぽを一気に挿入する。
俺の息子の先っぽが宏樹さんのアナルの入口とくっついたときに、くちゅりという卑猥な音がして我慢出来ずに奥まで突っ込んでしまった。
「はっ、あ、あ、……ひゃんっう」
「ン…やっべー。相変わらず…締まり善くて、きもちー」
「だめっ、はや…抜けって、ひんッ、ア」
「んなこと言っても、先っぽから我慢汁ダラダラ垂らしてたら説得力ねぇ、っつーの！」
急に挿入されて少しだけ萎えかけていたペ二スを乱暴に擦って先っちょをガリガリと指先で引っ掻きながら、一度腰を引いて再度勢い良く打ち付けた。
その衝撃のせいなのか、胸を突き出すようにして目を見開く宏樹さん。
「あ、そういや、宏樹さんて乳首もすっげぇ感じんだよね」
「ふぁ…はぁん、ア、やらぁ……ひっん、あぁん」
もはや呂律が回らない宏樹さんをシカトして着ていたトレーナーを捲くり上げると、真っ赤になってツンと尖んがった乳首が姿を現す。
ほんとは、ゆっくり乳輪を撫で回して、中心には触れないよう周りを丁寧に舐めて焦らしておねだりをさせようと思ってたけど、想像していたよりエロいものが出て来てしまって我慢出来る訳もなく…。
そのエロ乳首をねっとりと舐めあげたりきつく吸ったり、更には甘噛みをしたり…わざとらしくべちゃべちゃと汚い音を立ててむしゃぶりつく。
「ひィ、んっ！んっ！…あぁあ」
「ははッ、乳首吸ったら中ビクビクした」
「も…ちくびぃ、やめて…ッ、ひん！あっ、や」
片方をしつこく舐め回しながら、放っておいた乳首を爪でカリカリと弄ってやる。
乳首を刺激してあげると、連動しているかのように中が蠕動して気を抜くとこっちがもっていかれそうになって危ない。
なにより、相手をイかせる前に自分が先にイクなんて俺のプライドが許さない。