05






「…ん」

やばい!尻にすげぇ違和感。
てか、俺は今まで何やってたんだ。

「はぁん!……っ!?」

起き上がろうとして、自分の口から出てきた甘い声にビックリする。
思わず、自分の口を両手で塞ぐ。

なんで、この男は、俺の真後ろで寝てやがんだよ。しかも、確実に尻の穴に入ったまんまなんだけど。

俺は、とりあえず中のモノを抜くために、ゆっくりと腰を動かす。
中は、無理矢理入れられたローションやらコイツの出した精液やらでぐちゃぐちゃなのが自分でもわかった。
俺は、必死に声を殺しながら動く。

「っふ、くぅ……」

あと少し…

「ぁ、ん…あぁん!」
「朝っぱらからエロいね」
「てめ、起きて!早く、抜けっ」

どうやら狸寝入りだったらしい。
項にキスしたり、乳首を摘んだり、ベタベタと触ってくる。

「ヒロキさん…俺、ヒロキさんに惚れたわ」
「は?」
「だから、もう1回しよ」
「っば、あん!」
「マジで愛しちゃってるから、彼女とかいたら別れて俺と付き合って…」

つーか、返事を聞く前に行動に移すな!

「あ、やぁ…ん」
「ヒロキさん。好きだよ」

やばい…不覚にもドキっとした。
今時の若者ってすげぇな。
精力もすげぇ。おっさんはヘトヘトだっつの。

まぁ、付き合うのも悪くないかなーなんて思った。
恥ずかしくて口には出せないけど。



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