05





「え?ちょ、嘘でしょ?」

アナルに飲み込んだまま、悠一のお腹に手を当てて身体を揺さぶる。
強く揺らすと自分も辛いから、あくまでも緩く。

「ねぇ、俺、まだイッてないよ」
「…スー、スー」
「起きてよ、悠一さん」

酒が入っているせいで、自分だけスッキリ出して寝てしまった悠一と、テーブルの上に置いてある酒を交互に恨めしそうに涙目で睨んだ。
未だ悠一のペニスを埋め込んだままのアナルがヒクリと疼いて、鼻を鳴らす。

「ん、…起きないでよ」

ボソリと呟いてから、自分の性器を右手で握る。
爪先で先っぽをぐりぐりと弄ると、それだけで先走りが溢れ出した。

「はぁ、あ、ん…あん!」

ヒクヒクと尻穴に力が入ったせいで、中で萎えていた悠一のモノが再び勃起する。
自分の中で勃ったのが嬉しいのか、キュウキュウとわざと力を込めた。

「ん、ん、んあっ、ふぁ、あぁん」

腰を前後に動かすと、カリの部分が前立腺に当たって気持ち良さそうに震える。ゆっくりと自身を絶頂まで追い込む。

「はぁ、あ、あひっ!」

急に腰を掴まれて、思いきり奥まで突き上げられた。いきなりの衝撃で、真樹はトコロテンしてしまう。
ビクビクと身体を震わせて力が抜けてしまったけど、起き上がった悠一に優しく支えられた。

「はぁ、ん」
「俺のちんぽ使ってオナニーしてたの?」
「してな、んん」
「してたよな?自分のちんちん擦って、俺のちんぽ美味そうに飲み込んで」
「ん、あっ」

自分のペニスが挿入っているアナルに人差し指を突っ込む。

「んん、も、広げちゃ…あん」
「ん?気持ちいだろ?」
「や、また!イッちゃう、からぁ」

悠一の首に腕を回して、泣き出した真樹の顔を楽しそうにベロリと舐めた。
腰を激しく動かしながら、真樹の性感帯でもある乳首を思いっきり吸う。
舌の上でコロコロと転がされて軽く噛まれると、それだけで腰が疼いて先っぽから我慢汁が溢れる。

「っく、力抜けって、はっ、はっ」
「や!悠一さん、悠一さん!」

ギュウと抱き付いた真樹に艶のある声で名前を呼ばれてしまえば、悠一の分身は更に質量を増した。

「や、おっき!あ、あ、あ!イク、一緒イキたい」
「っく、」
「あ!やぁん、んぅ!」

乳首と後孔を激しく責められて、真樹は呆気なく悠一と自分の腹に射精する。
イクときの締め付けに耐えきれずに、悠一も中出しした。

「ふぁ、ん」

ズルリ、と、ペニスを引き抜くとドロリと白い粘液が溢れ出てきた。
その排泄感に身体がぶるりと震える。
じっくりと真樹のアナルを見てから指を挿入して中の精液を掻き出す。

「や、やめ。弄っちゃ、ダメ」
「真樹可愛い」

真樹の額に軽くキスを落とす。

「可愛くない」
「可愛い。真樹、酒飲むといつもより敏感だし」
「やぁん!」

乳首をキュっと抓ると、喘ぎ声を洩らした。
拗ねたように唇を尖らせて悠一の顔を両手で挟む。

「エロ親父。責任取りやがれ」

顔を赤くして、自分の下半身に目をやる。
真樹の目線と同じ方に目をやった悠一は、ニヤリと笑った。

「喜んで責任取るよ」

優しく微笑み掛けてから、真樹をお姫様抱っこをして寝室へと向かった。



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