▼ ホワイト・デイ
(2014/03/15)
これの続きのようなもの。
・お返し1
T「バレンタインのあの量の? 全部にお返し? 本当に?」
Y「まあね」
T「律儀なんだなあ……ちなみにいくらくらいかかった?」
Y「聞きたい?」
T「……やっぱいいや」
Y「僕も知らないんだ。僕が用意したものじゃないからね。ホテルにお菓子作りとかそういうのを好きな人がいてさ、勝手に用意してくれたよ」
T(ぼくだったらあれだけの量、くれた人の名前を把握するのも無理だな)
・お返し2
T「そうそう、はいこれ」
Y「それは?」
T「バレンタインのお返し。母さんがなにか返しとけって」
Y「あれは僕があげたものじゃないんだけどな」
T「もらったのは同じだし、一応さ……ほらこれ、駅前の喫茶店のドリンク券」
Y「ありがとう。でもこの有効期限、今月末みたいだね。」
T「え? ちょっと見せて……うわほんとだ。どうしよう」
Y「構わないさ。大方家にあったのをもらってきたというところだろう? ありがたく使わせていただくよ。そうだな、今日なんてどうだい?」
T「……あ、オレも行くんだ?」
Y「『駅前の喫茶店』がわからないからね。案内してくれよ」
→この後、喫茶店にいる姿をクラスメイトに目撃され集中砲火を浴びせられる(Tのみ)
ふたりは別に付き合っているわけではない
が、Yは確信犯的なところがあるので、なにか聞かれても面白がってはぐらかすのだろう(そして余計にTが割を食う仕組み)