2011 December08
Thursday 00:04:34

「お、俺、よく考えてっ、いっぱい悩んで、それで…俺は、俺はやっぱりサッカーもお前も好きで!どっちも大事で!…でもそれじゃあダメで…ダメ、って分かってて…」円堂はその場にしゃがみ込んで頭を抱えた。弱々しい声は普段の彼から想像もつかない。豪炎寺は思わず手を伸ばしたが、円堂に触れるのをためらって結局引っ込めた。「円…堂…」「どっちも欲しいんだ。どっちも俺んのなんだ」泣いているのかもしれない。円堂は震えていた。豪炎寺とて苦しめているのは分かっていた。もういいんだと。俺のことなど忘れてくれと。そう言えたなら円堂はこんなに苦しまないかもしれない。サッカーと豪炎寺はもう相容れることはないから。円堂がサッカーを大好きなことは知っているから。豪炎寺が円堂から身を引くべきなのだ。考えは纏まっているのに豪炎寺の声は出なかった。頭のどこかで自分を選んで欲しいと願っている。醜い考えだ。

中途半端に始まって中途半端に終わる
まさに俺得!
これ円堂の精神年齢がすごく低いです。キャプテン寄りです。
べっ別に、聖帝=修也は認めてないんだからね!


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