セラサイト・ワンダー=ランド ***セラサイト・ワンダー=ランド*** ※注意※ ファンタジーと現代を行き来する感じです。 1部若干R-18のようなところがでてくる可能性があります。 また、夢の中のことなのでふわっとしてます。 【はじまり】 このお話は、とある少女の夢を見る度に出てくる世界でのお話。 毎日、毎日、夢を見る度にたどり着くその世界は、妖精のような可愛らしくも残酷な人々が偽りの勇者を盲信し少しずつ、少しずつ壊れていく世界。 【夢の世界】 そこは、花でできた体を持つ人々が暮らしていた世界。 花でできたといっても見た目は普通の現代に生きる人とそっくり。ただ、その体を切ったり折ったりすると中から花弁が大量に出てきたり、皮みたいにぺろりと花弁が剥けたりする。 なので、その世界の人々は物理的な事柄では死なない。 そして、怪我をしてしまったりすることにも無頓着である。 この世界の人々は、性に関しても無頓着。 まず、子供は種として母親となる存在の腹から出てくる。 その種を作るのには生殖をする必要があるのだが、この世界の人々は多くの人とそういった関係をもつ。それが、当たり前であり、常識なのだ。なので、結婚するということもまずない。 あるとすれば、優良な種を後世に残すために王族などがやったりするのみである。 また、この世界の人々は稀にセラサイトという鉱石化する。 この鉱石化は見た目はいままでのままなのだが、腕などを折ってみたりするとその断面が花の模様の鉱石のようになっているのだ。これは、体全体に起こっていることで、この世界の私腹を肥やす金持ち共はこのセラサイトを手に入れることをステータスとしてる。 【最近の出来事】 最近、魔王に捕まっていたお姫様が勇者によって助けられた。 しかし勇者は自らのことを「魔王」となのり、お姫様は部下が勝手に連れ去ってきたので、返しに来たのだという。 だが、この世界の人々はそれを勇者の冗談だと流し、勇者はこの世界を救ってくれた存在だと盲信している。 勇者が魔王だったなんて1ミリも思っていない。 助けてもらった?お姫様だが、勇者(魔王)に惚れ、結婚をしたいとまで考えている。しかし、勇者にはそんな気は一切ない。 【主人公】 主人公は、毎夜ねる度にこんな夢を見ることとなる。 しかし不思議とリアルで頭に残るこの世界を嫌いではなく。 いっそ、ずっといれたらな、とまで考えている。 そんな主人公もこの夢を見ていくうちに、自分の体がセラサイト鉱石化しているような錯覚に陥る。夢の世界では、セラサイト鉱石化しており、金持ちどもに追われ、現実ではその錯覚のせいで周りから気が狂ったのではないかと、そんな扱いをうける。 【夢の世界の住人たち】 *アルム=ルリマツリ 勇者だと勘違いされてる魔王。 淡白でシニカルな感じの人だが、面倒見はよくお人好しでもある。見た目は儚い感じの華奢な少年。 *主人公 貴方。もしくは、貴方の友人だったり、兄妹だったり。全く知らない赤の他人だったり。 *マリア=クジャクアスター メンヘラ気味のストーカーお姫様。勇者様が大好きで、この世界の勇者に対する盲信を助長させてる人でもある。 見た目は活発そうで可愛らしいお姫様。 ※随時更新? |