割とヤらしい話
2013/06/11 23:49




トノ「なぁサクラ」

サクラ「なんだよ?」

ト「お前、男同士のやり方って知ってんの」

サ「……そりゃ、まぁ…」

ト「……どうやんの」

サ「一応言っておくけど。知っててもシた事はないからな」

ト「でも知ってんだろ」

サ「……なんで知りたい訳。例の"フジくん"となんかあったのかよ」

ト「なんもない」

サ「?じゃあなんで」

ト「なんもないんだよ。一切、全然、きれいさっぱり。何にもしないんだよフジくん」

サ「そっちか。あー…ユキさんが知らないだけとか?それか大切にされてるとか」

ト「キスは超すんぞ。ベロちゅーもすんぞ」

サ「知りたくなかった事実」

ト「つか、多分フジくんやり方知ってるし…」

サ「あ、トノって付き合う前強姦未遂されたんだっけ、ユキさんに」

ト「知らなきゃ襲わないでしょ」

サ「つか、その強姦未遂のせいでユキさん、手を出さねーんじゃねーの?」

ト「へたれか。もう付き合ってんのに。へたれかあのモヤシ」

サ「俺に言うなよ」

ト「つかね、フジくんやり方知っててもたたねぇんじゃないかな、と」

サ「それは無さそうだけどな、ユキさんどう見てもお前に欲情してんじゃん」

ト「どうだか。だったら襲えって話だろ。実際、男のもんに触るのとか嫌だろ」

サ「俺は別に平気だからなんとも言えねぇわ」

ト「誰のでもいいのかよ」

サ「そう言う訳じゃねーけど…まぁ多分ユキさんやトノのなら俺しゃぶれるぞ」

ト「うっわ生々しい!つかフジくんはやめろ!殴るぞ」

サ「いやお前のもユキさんのもしゃぶんねぇよ。出来るか出来ないかの話な」

ト「お前、本当大丈夫なの?ゲイってみんなそうなの?」

サ「知らねーよ。でも俺実際にしゃぶった事もねーし分かんねえわ。まぁ…俺割と面食いじゃん?」

ト「性格も割とイケメンが好きだよな」

サ「まぁ…だから顔が良ければ割とありかも…なんて」

ト「俺はお前が心配だ」

サ「誰彼構わずしゃぶんねーしセックスもしねーよ馬鹿」

ト「そういや、サクラっていいなぁ、って言う奴いてもアタックとか…なんつーの?深い話になんねーよな」

サ「そりゃ、流石に顔だけじゃあな。性格も一部だけじゃあな。俺だってレンアイには人並みに夢見てんだよ」

ト「ゲイなのにか」

サ「差別すんな」

ト「冗談だよ」

サ「…俺は、トノとユキさんの恋愛、割と憧れだぜ?」

ト「長い片想いで尚且つ凄い面倒な事があったのにか?」

サ「だってお前。今幸せだろ?」

ト「…おう」

サ「そう言うの、憧れだろうが」

ト「……いい奴見付けたら教えろよ」

サ「そりゃ勿論」

ト「つか話逸れてるし」

サ「まぁ、お前らのペースで進めたらいいだろ。セックスがゴールじゃねぇんだし」

ト「そうだけど……まぁ、気長に待ってみるか」

サ「そーしな」






そして付き合って1年と半年が経っても手を出されないトノでした


トノ「そろそろ俺が襲いそうなレベル」

サクラ「止めねーわ流石に(笑)」







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