フジトノとサクラ達
2013/06/12 03:06







トノ「フジくんフジくん!」

フジ「どうしたのトノくん?」

ト「俺、海行きたい!泳ぎたい!遊びたい!ねっ、連れてって?」

フ「次の日曜日に行こうか兄貴に車借りるから任せて(小首傾げての上目遣い頂きましたあああああっああああくそかわあああああ)」

ト「やった!じゃあ皆に連絡するねー」

フ「?みんな?えっ海デートじゃないの!?」

ト「え?遊びたいって言ったじゃん。クラスの仲いい奴らと海。駄目?俺ら未成年だしやっぱ成人済みの人いなきゃだし…」

フ「そうだけど…えー…デートじゃないの?俺アッシーくん?」

ト「アッシーじゃないよ。一緒に遊ぼ?皆には姉さんの彼氏って紹介するから。因みに姉さんには了承済みだよ」

フ「…俺はトノくんの彼氏だもん」

ト「うん。自慢のイケメン彼氏だよフジくんは」

フ「えへへ…って、あ。てゆうかなっちゃんに頼めばいいじゃん。なっちゃん泳ぐの好きだからなっちゃんの友達連れて行きそうだし、それになっちゃん美人だから喜ぶでしょクラスメートくんたち」

ト「(絆されかけたのにー…むー…。)…フジくん」

フ「ん?」

ト「…友達と遊びたいけど恋人とも一緒にいたいって言うのは我が儘かな…?」

フ「ト、トノくううううううん(ぎゅうっ)俺だってトノくんといたいよ!我が儘なんかじゃないから!海行こう!ねっ?」

ト「いいの?(フジくんって案外チョロいなぁ…可愛いなー)」

フ「勿論!トノくんの水着姿も見たいし!そんな可愛いトノくんを逆ナンから守りたいし!」

ト「俺の水着って…フジくん…(溜め息)それより俺はフジくんのがナンパに合いそうで心配」

フ「とりあえずカモフラージュに指輪でも薬指に付けてくよ」

ト「…ね、フジくん」

フ「ん?」

ト「…今度お揃いのもの、欲しい。出来たら、身に付けれる…ピアスとか…」

フ「…トノくんは本当に可愛いねぇ。ん」

ト「んぅ。…なんでキス?」

フ「可愛かったから。いいよ、今度買いに行こう?俺知り合いにアクセサリーとかそういうのでいいお店知ってる人いるから」

ト「……うん」

フ「指輪はトノくんが高校卒業するまでお預けね?」

ト「……うん」

フ「かわい。ね、もっかいちゅーしよ?」

ト「待って。皆にメールしてから。…そしたらして」

フ「お預けかー。もうトノくん本当可愛い!」

ト「俺学校では格好いいとかイケメンで通ってるのに。可愛いなんて、フジくん位だよ」

フ「こんなに可愛いのに。まぁトノくん格好いいけどさぁ確かに」

ト「フジくんに言われると本当に照れるからやめて」

フ「ふふ、はやくメール打ってね?」

ト「はいはい。急かさないの」

フ「はあい」


結局ラブラブし始めるフジトノ




そんでもって海に行く日



トノ「フジくん、こっちがサクラ。佐倉燕」

サクラ「初めましてフジさん。佐倉っす」

フジ「ああキミがサクラくん。よく話に出てくる子!…あとね、皆に先に言っておくね。"さん"付けやめてね。"くん"付けか下の名前で呼んでね」

サ「あーはい。えーと下の名前…」

ト「ユキチカだよ。(俺も下の名前呼んでみたいな…いつか読んでやろ)」

サ「じゃあユキさん」

フ「ごめんね。ありがとう」

ト「んで次。こっちはオイくん。及原 海月(おいはら みづき)」

オイ「オイって呼びやすいでしょ(笑)じゃあユキさん!今日は宜しくお願いします!」

フ「宜しくねーオイくん」

ト「こっちはナツメ。棗 実(なつめ みのる)」

ナツメ「ナツメっす!フジくんマジでイケメンっすねー!今日は宜しくお願いしまーす!」

フ「うん自覚してるから今日は一人にしないでね」

サ「なんスかそれ」

ト「ナンパにあっても困るだろ。特に俺らが」

「「「あー」」」

オ「なんかすみません」

フ「なんで?」

オ「いや、やっぱナンパされたら嬉しいかなぁ…って」

フ「あは、それはないよ。俺には自慢の可愛い恋人がいるもん」

ナ「突然のノロケww」

サ「ならナンパされないようにしなきゃな」

ナ「だなー(笑)」

ト「……」

フ「照れないでよ。ちゅーしたくなる(こそっ)」

ト「フジくんのばか」

フ「ふふふ(にこにこ)」



そして海に行くととりあえず皆ではしゃぎ出す

フジはサングラスをしてとりあえずのんびり荷物番
たまにトノが水を掛けに行ったり

ちょっとするとサクラが海の家にかき氷を買いに行って、フジの分も買って戻ってくる



フ「え、ありがと。いくら?」

サ「…奢りっす」

フ「社会人が学生にたかれないよ」

サ「……ですよね。…250円」

フ「250円ね…はい」

サ「なんか…すみません」

フ「なんで。暑いからかき氷嬉しいよ?ありがと」

サ「ユキさんって、やっぱ優しいですよね。トノがいつも言ってます」

フ「トノくんが?嬉しいなぁ。俺の話するんだ?」

サ「俺にだけ、ユキさんの話しますよ」

フ「キミにだけ」

サ「嫉妬しないで下さいよ」

フ「え」

サ「かき氷、溶けますよ」

フ「うわ、ありがと。…つめたー」

サ「冷たくなきゃ困りますよ」

フ「ふふ、そうだね」

サ「……トノの事、泣かせないで下さいよ」

フ「ん?」

サ「じゃなきゃ、貰っちゃいますからね」

フ「…えっと、」

サ「冗談に決まってるじゃないっスか。俺はトノの親友なんで。トノ泣かせたら、怒りますよ」

フ「……妬けるね」

サ「余裕持って下さいよ。あんた、トノの恋人なんだから」

フ「ん!?」

サ「ふはっ…変な顔。イケメンが台無しっすよ」

フ「え、いや、えっ!?」

サ「オイとナツメは知りませんよ」

フ「え、何、を、」

サ「トノとユキさんが恋人同士だって事」

フ「………」

サ「俺ゲイなんで、相談乗ってたんすよ」

フ「…多分、キミがゲイだから相談したんじゃないと思うよ」

サ「?」

フ「キミが親友だからでしょ」

サ「………あざす」

フ「照れた顔、可愛いね」

サ「トノに言いつけますよ

フ「トノくんのが可愛いからいいよ言っても」

サ「バカップル……どうぞお幸せに」

フ「……ありがと」


その後のんびり会話を始める二人
なんとなく楽しげなサクラとフジを見て、トノがむっすりしますね



トノ「フジくんと何話してたのさ」

サクラ「嫉妬すんなよ。お前の話だよ」

ト「……変なこと言ってないだろうな」

サ「俺の照れた顔可愛いけどお前のが可愛い、とは言われた」

ト「こんなイケメンに可愛いはないよね」

サ「ユキさんのがイケメンだろ。いやでもお前らイケメンカップルで割と腹立つよな」

ト「サクラも格好いいけど」

サ「欲目だ。悪いけど俺は普通だ」

ト「雰囲気はイケメンだよなぁ。照れ屋で可愛いとこあるけど」

サ「にやにやして言うなバカ野郎」




サクラは中の上ぐらいじゃないですかね顔面偏差値
トノは上の中ぐらい
フジは上の上だろうなぁ…と
因みにオイくんやナツメは中の中です普通です


因みにオイくんの海月って名前はクラゲ意識してる両親。クラゲ読みじゃあ可哀想なので みづき 読み

更に因みに
燕は春
海月は夏
棗(棗の実)は秋
冬関連がいれば四季揃った\( 'ω')/
サクラはトノ(春)の親友だから春関連
トノが春関連なのは名前に「ハル」が入ってるからですはい






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