「どうしたブン太?講義中ずっとにやけてたけど」 「え、にやけてねーし」 「にやけてたから!なになに、彼女?」 「残念ながら俺には180pの銀髪の彼女なんていねーよ」 「…ん…?」 「それよりさあ、テニスラケット貸してくんね?今すぐ」 「え、お、おう。いーよいーよ。コートわきのたまり場に置いてあるから勝手に使え。てかブン太テニスできんの!?」 「俺を誰だと思ってんの?立海のレギュラーだった男ですけど」 「立海…?え、あの立海!?」 「あの立海」 「中学も高校も!?」 「うん」 「すっげ!!!なんでそのまま大学いかなかったんだよ!」 「だって立海大に教育学部ねぇんだもん」 「うっわー。さらっとむかつくな」 「天才はいつだって嫌味な人間なんだよ。ってことで俺いくわ」 「あ、俺ブン太のテニス見てもいい?」 「いいけど…。今から俺とテニスやるやつすげー目つき悪いから心折られないように気を付けろよ」 「うちの学生?」 「ううん、ホスト」 「え、「っぽい見た目のやつ」 「なにそれwwその人も立海?」 「そりゃあ」 「まじか!めっちゃわくわくしてきた!」 「でも俺もあいつもずっとダブルスだったからなー。シングルスなんてあんまやんねぇな」 「へぇー。じゃあダブルスの相方も呼び「贅沢言ってんじゃねぇよ」 「ですよね!サーセン!」 「あ、仁王もう帰りー?」 「おん。今日の分終わったき」 「なに、なんでそんな嬉しそうなんだよ?」 「え、嬉しそうな顔しとる?」 「してるしてる。あ、わかった。この後デートか」 「テニスデートじゃ」 「なにそれww爽やかすぎて似合わないwwwてか仁王テニスできんのかよ!」 「一応学生時代は全国の頂点におったけのぅ。あ、チームがじゃけどな」 「へーすげぇな。じゃあなに、そんときのマネとかとテニスやんの?」 「いや、プレーヤー。テニスも天才的にうまい」 「も?」 「あのなちょっと聞いてくれる?めっちゃくちゃ可愛いよ!なにもかも!頭おかしくなりそうなくらい可愛いんよ!あ、ちょ、お前さんと喋っとる暇なんてないんじゃった!行くわ!」 「お、おう。仁王もテンションあがったりすんだなー」 「んー…その子以外のことじゃめったにあがらんけどな」 「その子すごいな…!見てみたい」 「え、なら今から大学いくだについてくる?」 「いいの?テニスデート邪魔しちゃって?てか大学生かよ。なんかえろいwww」 「もちろんフェンスの外で観戦じゃ。接触禁止。お前さんの変態がうつる」 「お前に変態とか言われたくねえwwww」 ((あ、仁王/ブン太に惚れたらどうしよう)) 「「ちょ、やっぱついてこないで」」 ... おわりかたわからん! ブン太は絶対教育学系の大学 仁王は理数なんで割とすぐ職みつけて働いてそう |